【新年度】中学生国語講座はじめます

この記事は3分で読めます。

目次

2023 年4月3日より国語講座はじめます

ご要望をたくさんいただきましたので、国語講座をはじめました。
国語はすべての科目に影響する最も重要な科目ですが、自学によってその力を伸ばすことが難しい科目でもあります。
去年までは原先生の授業コマ数の兼ね合いで国語講座は行っておらず、個別指導希望をいただいても受験生(中3)を優先し、新規のお問い合わせを頂戴してもお受けできないことが多々ありました。2023年度からは授業をしっかり行いますので、ぜひ奮ってご参加ください。

国語に関する嘘みたいな本当の話

国公立大学を受験する際、共通テストと2次試験があります。

例えば新潟大学を受験する際、共通テストの国語はどの学部も必須です。

理系学部ではない文系学部に至っては、法学部以外は2次試験でも国語が必須です。

人文学部 200/500点
経済学部 200/600点
創世学部 200/400点
教育学部 150/450点または 300/850点

英語などで差がつきにくい分、国語が合否を分けると言っても過言ではありません。

しかし、その重要な国語ですが、学校の授業でほとんど問題の解き方を教わることはありません。たとえば、それを知らないと問題が全く解けない「古典文法」は高校で教えてもらえることはほとんどありません。(特に長岡市内の偏差値上位校)

文法の意味、意味の使い分け、活用、接続、なぜそれを学習する必要があるのかなどは教えず、本文の解釈の中で「ここは◯◯だから〜で」という説明に終始し、体系的に学ぶ機会はほとんどありません

さらにそれが顕著なのは現代文です。

日本人なのに日本語の読み方を体系的に学ぶことがありません。「字」は読めても「文」が読めず、ましてや「行間」を読むことなど到底困難な子どもを量産してしまうのが、現代の学校教育です。カリキュラム上やむを得ないところはあるという一定の理解はしつつ、英語教育を推進する前に国語教育を徹底するべきではないかと思わずにはいられません。

お茶の水大学名誉教授の内田伸子先生がおっしゃるには、早期英語教育するより、むしろ国語教育をしっかり行った方が一定年齢以降の英語力の伸びが良いと調査データを用いて解説していらっしゃいます。(佐藤亮子さんとの対談でおっしゃってました)

英語の音の高さの都合上、早期教育が有効であることは確かですので、私自身も必要だと感じております。ただ早期英語教育は「英語に親しむ」程度に留め、共通テストも日本語が早く正確に読めないと太刀打ちできない仕様に変化しつつある現代において、まずは母語話者としての教養を培うことがこれからの受験競争で勝ち抜くためにも必要だととも思います。

国語は理科や社会と比べすぐに点数に反映される科目ではありませんが、全ての科目の土台です。

それなのに英数理社国で1番学習量が少なく、後回しにされてしまうのが国語です。

テスト前に国語の勉強に時間を割けないという気持ちもわかりますので、それであれば週1時間でも2時間でも授業で体系的に学ぶことをおすすめします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次