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子どもが勉強嫌いになりやすい学年がありますがご存知でしょうか?
具体的に小学5年生と中学1年生です。
小学5年生は算数の内容が今までより難しくなるので、女子に多いのですがそこで躓いてしまうことがあります。
中学1年生は、英語が始まりますので、ここで今までの楽しい英会話から勉強英語に変わるので嫌いになってしまう子が多いのです。
塾でいろいろな科目を指導しておりますが、教えている過程で「これが勉強嫌いになる要因だな」と気が付くことが多々あります。
その多くが「なぜそうなるのか」を説明せず、ただ一方的に暗記を強いるというものです。
例えば具体的に言うと、英語の5文型について中学校ではあまり指導しません。
高校入ってから5文型を習いますが、中学校の授業でそれを取り上げるケースはまれです。
しかし、みなさん知っての通り
5文型は文法解釈の基礎の「き」です。
これを理解せず文法を理解することは不可能です。
どれくらい重要かとい言うと、
算数における掛け算くらい重要です。
なしで計算するのはかなり非効率ですし、無理があります。
なぜ今、日本の中学校の教育課程で5文型を指導しないのか、甚だ疑問ではありますが、これでは文法を理解できるはずがありません。
文章を丸暗記してなんとなくパターンを覚えるしかありません。
これでは英語嫌いになるのも頷けるというものです。
理科の物体の運動の話をしましょう。
物体は重力を受けていますが、それがどういう原理で働くのかは説明されません。
万有引力の公式を習えば理解できるのですが、それを習わずして理解することはできません。
結局生徒たちは、そういうものだと無理やり納得するしかないのです。
以前、ブログで「子どもだましと子ども向け」の話をしましたが、今の中学校の教育課程は「子どもだまし」と言えてしまうほど、本質に触れず、うわべだけをなぞるような内容になっています。
これでは子どもたちの関心を集めませんし、知識欲を満たしてあげることもできません。
そこで佐藤塾では、中学校、小学校の段階から必要に応じて高校の内容も説明しております。
なぜならそれを使わないと子ども達の純粋な「なぜ」という問いに答えられないからです。
しばし、先取り学習を弊害のようにいう教育評論家はいますが、佐藤塾では一貫して本質を説明することの重要性を訴えています。
ご賛同いただければ幸いでございます。
If you can’t explain it to a six year old, you don’t understand it yourself.
6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない。
アルバート・アインシュタイン