電子辞書と紙辞書はどちらが良い?

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今回は先日の保護者面談の際、ある保護者様からいただいた質問に対する回答を掲載します。

電子辞書と紙辞書どちらが良いのか?

回答はこうです。

ずばり『電子辞書』をお勧めします。

えっ!紙辞書の方が良いと聞いたことがあるんだけど!?
そう思った方もいるかもしれませんので、電子辞書のメリットとデメリットを挙げ、説明していきたいと思います。

電子辞書のメリット
①調べるまでの時間がかからない
②英語などは発音機能がある
③軽くて持ち運びが便利
④英和、和英、英英、古典、漢和、生物などなど十数冊分が搭載されている
⑤スペルチェク機能もある

私は常々、『受験は条件戦、18歳までの時間内に希望する大学に入れる実力をつける必要がある』と言ってます。
時は金なり、受験は時間との勝負です。
少しでも時間を短縮できるなら迷うことはありません。
電子辞書は素早く必要な情報を提供してくれます。よって最も受験に適した辞書だと私は考えています。

また昔の電子辞書は容量の関係で例文も少なかったですが、今は例文や慣用句も豊富です。紙辞書にひけを取りません。

電子辞書のデメリット
①検索の事跡を残せない
②電池切れ

紙辞書だと一度調べた項目に鉛筆でチェックすることで、自分が以前も同じ項目を調べていることを視覚的に理解できます。
「あっ!この単語2回も調べてる!」そう思った単語と、初見だと思った単語では記憶のフックが違います。

かくゆう私も学生時代使い込んだ英和辞書はhaveなどの頻出単語は何回マーカーを引いたかわかりません。
haveには色んな意味がありますので。


視覚化することを最近は見える化という表現が使われますが、とても大切なことです。
人間には五感が備わっています。理解する上でよく使う得意な感覚は人それぞれです。より多くの感覚を用いることが理解への早道です。

また使い込まれた紙辞書は電子辞書にはない、愛着が湧きます。
手垢で汚れ、付箋のたくさんついた辞書は、あなたと受験を戦うパートナーになります。
そんな辞書で調べた事柄は機械的に検索した事柄よりも覚えているものです。テレビの中の政治家が言っていることより、クラスの好きな人に言われた言葉の方が覚えてますよね?
思い入れも記憶のフックになるのです。

しかし、紙辞書には検索に時間がかかるという致命的欠点があります。
紙辞書を使い慣れている方ならむしろ紙辞書の方が調べるのが早いかもしれませんが、多くの受験生はそうではないはずです。

もしあなたがじっくりと英語を学び、理解を深めたいなら紙辞書をおすすめします。
しかし、先ほども述べたように受験は時間との勝負です。
私は塾生には電子辞書を勧めています。
両方持つのも良いと思います。しかし、電子辞書は必須です。

番外編

絶対使ってはならないもの

『スマホ』での検索

スマートフォンでの検索は、検索の際に余計な情報が視覚に入り、集中が切れてしまうからです。

単語の読みや意味であれば電子辞書を使用して下さい。

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