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1日10時間寝ると頭がよくなる?
未就学児の睡眠時間と社会感情的、学習的関与、実行機能、および学術の関係性をまとめたものが最近発表されました。
この論文によると1日10時間以上の睡眠をとった子はいずれの面でも良好な結果を示しました。

皆さんは1日何時間寝ますか?
私はばらばらです、あまり良くないらしいです笑
たくさん寝た方が頭がよくなる?
イギリスのロンドン大学やウォーリック大学も睡眠と認知能力の相関関係について発表しています。
これによると多くの人の理想の睡眠時間は7時間前後で、年齢を重ねるにつれて理想の睡眠時間は短くなっていくというものでした。

忙しい時、ついつい睡眠時間を削りがちですが、この理想の睡眠時間はきっちり守った方が良いです。
冒頭の論文での対象は未就学児でしたので、10時間という睡眠時間が理想でしたが、小中学生になるとこれが何時間になるのか、気になりますね。
実はこれについても様々な団体が発表しています。
6~12歳の子どもの理想の睡眠時間は9~12時間である
これについてはNational Sleep Foundation(国立睡眠財団)とNHS(イギリスの国民健康サービス)なども同様の見解を示しています。
つまり、日中眠そうにしている子どもにはより多くの睡眠時間を取らせてあげた方が良いということです。
意外と長い時間寝た方が良いという結果には驚きですね。
四当五落という過去の遺産
かつて受験戦争が叫ばれた時代には四当五落というオカルトが流行っていました。
これは、1日4時間睡眠で勉強すると合格し、5時間以上寝ると不合格になるというものです。
しかし、先ほどもお伝えしたように基本的に睡眠時間は多く取った方が学習に良い成果を残せます。

過去の教え子や私の友人たちを見ていても思いますが、成績優秀な子ほどしっかり睡眠時間を確保できています。
睡眠時間を削って勉強することはあまり良いことではないのです。

しっかり睡眠時間を取って、気持ちよく朝を迎えることが1日の成功のカギです。
ちなみに中学生の理想の睡眠時間は7~10時間と言われています。
意外ですが、中学生も最低7時間、できれば8時間は寝た方が良いです。

もちろん現代を生きる我々が理想の睡眠時間を確保することは困難な場合が多いでしょう。
そのため昼寝などを使って効率的に休むのもありかもしれませんね。
成長ホルモンが分泌する時間帯はできるだけ布団の中で部屋を暗くして目を閉じていられたら理想です。
今回は睡眠に関するお話でした。