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中学校の評価科目を大別すると、主要5科目と技術科目に分かれます。
主要5科目というのは、国語、数学、英語、理科、社会です。
模試や本番の高校入試はこの主要5科目です。
技術科目というのは、技術、家庭科、美術、保健体育などです。
ここで重要になるのは、主要5科目の内申点と技術科目の内申点の価値は同じだということです。
しばし、中学生の間の価値観だと、『数学の先生は、家庭科の先生より偉い』みたいな意識が潜在的にあります。
または、『おれはテスト(主要科目)の点数が良いから、家庭科なんてどうでもいい』と考える人もいますが、これは内申点で損する考え方です。
あまり知られていないですが、むしろ、技術科目は主要5科目より『5』が取りやすい科目です。
なぜなら技術科目は、指導担当の先生の裁量で成績を決められる部分が大きいので、早い話が、好き嫌いで決めることも可能です。
実際の私の過去の経験ですが、私は音楽が嫌いでした。
大勢の前で歌うことがとてもかっこ悪いと考えていたのです。そんな私ですので、成績はずっと『2』、音楽の成績は凄惨たるものでした。
しかし、ある時に転機が訪れます。音楽の先生(女性でした)が全校生徒の前で泣いたのです。
校歌を全校で歌う時に、ほとんどの生徒が真面目に歌わず、おもわず先生が泣いてしまったのです。
それを見た私は、罪悪感にかられ、それ以降は率先して歌いました。真面目に歌わない男子には、「おい、歌えよ」と注意するくらい態度が変わりました。
それ以降、私の音楽の成績はずっと『5』が付き続けました。それは卒業するまで変わりませんでした。
また、体育は選択種目で、『球技』ではなく『器械体操』を選択したのに、『球技:3』と評価されていました。それくらい技術科目の評価基準はあいまいなのです。(学校の先生が聞いたら否定すると思いますが笑)
もしあなたが、技術科目でよい成績を取ろうと考えるのであれば、ほかの人と違うことをすることを勧めます。
家庭科の夏休みの自由課題を率先してやる生徒は少ないです。音楽・技術もそうです。ほかの人が真面目にやらない中、あなたが真面目に課題をやってきたらきっとそれは先生の記憶に残ります。
その学期は、『4~5』の成績が付くことでしょう。