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今日から数回にわたって、ノートの使い方について解説していきたいと思います。
ノートを見れば、その子のおおよその成績がわかります。
それくらいノートの使い方と成績は直結しているのです。
ノートは、ただ板書を写すだけでは成績アップにつながりません。
多くの子どもたちが、ノートの使い方について勘違いをしていますので、この場を借りてご説明します。
まず、基本的な内容から説明していきます。
①複数の科目を同じノートに書くな!
基本中の基本ですが、これは絶対条件です。
意外と同じノートを使っている子が多いので保護者様は気を付けてください。
ノートは必ず、1冊1冊で科目を分けましょう。
②ノートは綺麗にとるな!
成績の良くない子に多いのが、板書をとにかく綺麗に書き写す子です。
ノートを綺麗に書けて、それで満足してしまう子です。
ノートを綺麗に書くこと、それ自体は良いことですが、それが目的になってしまうと本末転倒です。
ノートは、自分が覚えるために書くものです。
書いて覚える。もしくは見直すために書きます。
丁寧にカラーペンを使い、要点を整理しても、覚えなければ何の意味もありません。
繰り返しますが、ノートは自分が覚えるために書きます。
極論、授業の内容を覚えていられるならノートは書く必要がありません。
綺麗に書くことに集中して、覚えられないなら書かない方が良いくらいです。
同じようなケースで、教科書に蛍光ペンや付箋をたくさん貼って満足する人がいますが、それも良くないです。
教科書もノートもテストの時に持ち込むことはできません。
自分の頭の中のノートに書くイメージでノートを使いましょう。
③先生の発言をメモしろ!
板書はあくまで教科書の内容の延長線上にあります。
つまり良くできた参考書と一緒なのです。
板書を写しているだけでは、参考書を写しているのと同じです。
しかし、先生の発言は違います。
『神は細部に宿る』と言いますが、先生がぽろっと言った一言に、重要な情報があります。
しかし、ただ板書を写すことに集中して、先生の話をよく聞いていない子は、その重要な情報を聞き逃してしまいます。
先生が話す一見無駄に思える話もよく聞き、ノートに書いてください。
先生の青春時代の話でも、旅行の話でも、子どもの話でもつまらない話であってもノートの片隅に書いてください。
もし、それができれば、それはあなたが先生の話を集中して聞けている証拠です。
④カラーペンの種類は、2色までにしろ!
よく色とりどりのカラーペンで綺麗なノートを書いている人がいますが、良くないのですぐにやめてください。
カラーペンは2色まで!
赤と黄色、もしくは青の2色で十分です。
カラーペンは、重要な個所を目立たせるために使います。
何色も使って全部派手にしてしまっては、逆効果です。
なので、カラーペンは2色に限定し、本当に重要なポイントだけ赤、次に重要だと思えるポイントを黄色でマークしてください。
次回に続きます。