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「人生を変える方法は三つしかない。一番目は時間配分を変えること。二番目は住む場所を変えること、三番目は付き合う人を変えること。どれか一つだけを選ぶとしたら時間配分を変える。これがもっとも効果的だ。逆に一番無意味なのは『決意を新たにする』こと」
(大前研一『時間とムダの科学』より引用)
勉強における時間配分も同じことが言えます。
「今日は勉強するぞ!」
と決意しても、5分もしないうちにやる気がなくなり、やめてしまった経験はありませんか?
私はよくあります。
それは、『今日』という大きな時間を単位として時間配分してしまっているからです。
1日勉強する、ではやる気は起きにくいですが、5分勉強するなら集中できそうですよね?
「あの夕焼けに向かって走れ!」と言われても、どこまで走ればいいのかわからずやる気が起きないのと一緒です。
「まずはあの曲がり角まで走ろう」「それが終わったらあの橋まで」「次はあの公園前」と小さな目標を立てて一つずつこなしていく方が、やる気が継続します。
東京タワーをイメージしましょう。
「東京タワーを上れ!」とやる気は起きませんが、「階段を10段上れ!」と言われれば少しはやってみようかという気になります。
これは目標を細分化し、小さな目標と、達成感を得る方法です。
人はいきなり大きすぎる目標を言われるとやる気を失ってしまいます。
高すぎるハードルではなく、小さな階段を少しずつ上ることで達成感を糧に続けることが出来ます。
今勉強で高い目標に向かって走り、無力感を感じている人でも、目標を細分化することでやる気を出せます。
「英語で90点取ろう!」ではなく「毎日単語を10個ずつ覚えよう」であれば現実的で無理のない計画となります。
しかし、人は焦りからか、つい高すぎる目標を自分に掲げて、無力感を感じ、やめてしまいます。
目標は細分化すべきなのです。
また最初の話に戻りますが、時間も細分化すべきです。
あまり極端に細分化し、それを遵守しようと固執するのはよくありませんが、『21時~22時は英単語の暗記』の方が、『夜寝る前は英単語の暗記』より具体的でやる気が起こります。
これが勉強を続けていくうえで重要なことなのです。
1日の時間の使い方をぜひ一度見直してみてください。