良い親・教師の5つの条件

雑学

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みなさんは『教師五者論』という言葉を聞いたことはありますか?

教師は学者、役者、芸者、医者、易者であるべき。という考えです。

ただこれは何も教師のみに当てはまることではありません。

子どもにとって一番の先生はです。

子どもは親を見て育ちます。

次に兄弟・友達、ずっと影響度が下がって先生になります。

なので、この『教師五者論』は親御さんにこそ、知ってもらいたい知識になります。

とても良い話なので、ぜひ知ってみてください。

親・教師は学者になるべし

まず学者ですが、人生経験豊富で幅広い知識を持っていることを指します。

人にものを教える立場の人間である以上、相手をはるかに上回る知識と人生経験が必須です。
また常に自己研鑽の意思を持ち、日々情報収集と勉強に励む姿勢が求められます。

もし身近な大人が何かを勉強していたら、子ども自身も『ああ、大人になっても勉強するんだ。勉強は大切なんだな』と言葉以上のものを受け取ってくれるかも知れません。

そうなればもう勉強に関して心配はないでしょう。

親・教師は役者になるべし

次に役者です。
自分を演じる必要があります。

例えば、化学の化学反応式の説明をしているときに、担当の先生がいかにもつまらなさそうに教えていたらどうでしょうか?
きっと、生徒は「化学ってつまらないんだな」と思ってしまうでしょう。

たとえ本心が違ったとしても、ひとたび黒板の前に立ったら別人になるくらいのつもりで演じきることが求められます。

仮に昨日彼女と別れても、大好きなタレントの結婚報道があったとしても、子どもたちの前に出たら笑顔で演じる必要があります。

大人になっても悩みは尽きず、いらいらしてしまうことも多々あるでしょう。

しかし、それはあくまで大人の間だけにとどめ、子ども自身には決して見せないことも大切です。

親・教師は芸者になるべし

お次は芸者ですね。
要するにエンターテイナーです。

楽しく生徒たちが授業を受けられるようにするのも教師の能力の一つです。

ここで注意したいのは、雑談しろって言っているわけではありません。
授業の内容から外れた雑談は休憩時間なら良いですけど、授業時間にやるべきではありません。

優秀な先生は雑談だと思いきや、回り巡って授業の内容に戻ってきます。こうすると普通に授業を受けるよりずっと内容が頭に入ってくるから驚きです。

人間楽しいほどスムーズに授業の内容が頭に入ってくるものです。

楽しいにも種類があります。私が理想だと思うのは、知的好奇心を満たせる授業です。

知ることの喜びをすべての子どもたちに知ってもらいたいです。

親・教師は医者になるべし

次に医者ですが、子どものコンディションを察する力を持つことを指します。

思春期の子どもはとても多感で、大人が想像しないようなことで感情が大きく揺れ動いてしまいます。
何気なく大人が言った一言がその子を傷つけ、モチベーションを下げてしまうことだってあります。逆に何の気なしに言った「すごいね」って言葉が、その子の自尊心を育てみるみる成長していくことすらあります。

医者としての教師は相手の心情や体調を察し、相手本位の提案ができることが求められます。
しかし、医者にしろ、教師にしろ、医者と患者、教師と生徒という自身の有意な立場に甘え、全能感に酔い、自分本位なふるまいをする人間がいることも事実です。

そんな精神では、本当に相手のためになる提案はできませんし、信頼関係も築けません。

少し私自身の話をします。
私の大学時代の経験ですが、当時私は某大手個別指導義塾でバイトをしてました。

その中で、1人の生徒が何度同じことを教えても覚えてくれない、理解してくれないことを「どうしてわかってくれないんだ」と嘆いている私に当時の教室長が言った言葉がこれです。

「いいか、お前が工夫して教えているのもわかるし、一所懸命なのもわかる。でも生徒のことを批判するようになったらお前はおしまいだ。俺たち塾講師は、生徒が勉強できないから存在するんだ。もし、彼らが自分で全部理解できて、すべてを知っていたらこの世から学習塾なんてものは消えてなくなる。学校だっていらない。それを理解しろ。生徒がわかならいと言ったら『やった!仕事がまだあるんだ!』と思え。」

今でもよく覚えている言葉です。
これを言われて私の意識は変わりました。

教師は生徒がいるから存在でき、医者は患者がいるから存在できるのだと気が付きました。
そこにあるのは上下関係ではなく、お互いを1人の人間として尊重し合える仲ではなくてはならないと知りました。

少し脱線しましたが、この五者論の中で、医者だけが意味をはき違えるとかえって悪い教師になってしまう可能性があったので付け加えさせていただきました。

親・教師は易者になるべし

最後は易者です。

易者とは、占い師のことです。

実はわたくしは、超能力を持っています。
その能力とは『未来を見る力』です。

時に預言者のような発言をすることもしばしばあるのですが、これが結構当たります。

私の予言には2種類あり、良い予言良くない予言です。

まず良い予言ですが
「このままの調子で続けて行けば、きっと志望校に受かるよ」です。

良くない予言ですが
「スマホばっかりいじっていると成績落ちるよ」です。

この2つの予言は、ほぼ100%的中します。

実は、私が大学時代家庭教師で教えていた子で、志望校に合格しなかった子は、1人もいません。
それは志望校の目標を下げたんじゃないの?と思われる方に向けて言いますが、下げていません。

私の家庭教師時代の話を1つだけご紹介します。

その子は受験まで半年、今から偏差値を15上げないと受からない大学に入れたいという親御さんの要望に応じ、半年間付きっ切りで指導しました。

最初相談されたときは、正直難しいと思いましたが、初めてその子に会ったとき私は笑顔でこう言いました。
「うん。大丈夫だね。君の顔を見て安心した。君なら絶対に合格できるよ」

不安そうにしていたその子の目に少し光が宿ったような気がしました。
その子は母親からのプレッシャーが大きく、高校受験に失敗したこともあり、自信をかなり失っている様子でした。
だから、私は初対面の段階で断言しました。
「君なら大丈夫。一緒に頑張ろう」と。

正直、内心不安でした。
その子が通う高校は卒業するとほぼ全員就職し、ごくまれに専門学校に進む子がいるような高校でした。
学校の授業も中学校の復習のような内容ばかりで、受験できるような指導カリキュラムではないことは明らかでした。
しかも期間は半年。果たしてこれからで間に合うか、私自身未知の挑戦でした。

その子が弱音を吐くたびに私の予言が繰り返されました。
「大丈夫、必ず受かる」「春には大学の門でお母さんと記念撮影をしている」などなどです。
最初は私の予言を疑っていたその子も、過去問の正答率が高くなってくると次第に信じてくれるようになりました。

そして最後の方は、その子は私の予言ではなく、自分自身を信じられるようになりました。
そうなったらもう止まりません。
お風呂に入っているときも、トイレに行くときも私が作った英単語プリントを持ち歩き、声に出しながら暗記していきました。(とお母さんから聞きました)

最初は単語の音読を恥ずかしがっていましたが、私の声に負けないくらい大きな声で音読してくれるようになりました。(近所のみなさんすみませんでした)

そして迎えた合格発表。私の予言は見事的中しました。

これを予言と言うのかどうかは、みなさんのご判断に任せます。

しかし、子ども達は親や教師が思っている以上に不安を抱えています。
その不安を取り除くためにも、その子の将来あるべき姿を誰より想像し、その子に伝えてあげることが易者たる教師の役目なので者ないでしょうか。

教師五者論というものは、決して教師だけに該当するものではありません。
親であれ、上司であれ、人に何か影響を与える立場なら共通して求められる要素だと私は思います。

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