マシュマロ実験からわかる将来の学力

雑学

この記事は4分で読めます。

マシュマロ実験とは、スタンフォード大学の心理学者・ウォルター・ミシェルが1960年代後半から1970年代前半にかけて行った
「自制心と成功」に関する相関性を調べる実験です。

実験の内容は以下の通りです。

まず、カメラの設置された部屋に子どもを1人入れ、マシュマロをテーブルの上に置きます。
そして、子どもに「私が席を外しているうちに、マシュマロを食べてもいいよ。もし、私が戻ってきたときにマシュマロがまだ食べられていなかったら、もう1個マシュマロをあげよう。食べてしまっていたら2個目は無しだよ」と言います。

実験の結果、席を外す15分のうち、マシュマロを食べてしまう子と食べずに我慢できた子にわかれました。
食べてしまった子が2/3、我慢した子が1/3でした。

少し待てば報酬が倍になったのに、待てない子の方が多かったのです。
ウォルター・ミシェルは、実験を受けた子ども達のその後を追ったところ、ある結果にたどり着いたのです。

マシュマロを食べることを我慢できた子の方が、食べてしまった子より社会的成功を収めていることがわかったのです。
少し我慢できれば、報酬が倍になるという事実を事前に教えているのに、自制できなかった子たちは目の前の欲望に負けてしまうため、社会的成功を収められないという結論をウォルター・ミシェルは出しました。

この実験は後々も繰り返され、別の要素も後の成功に影響を与えているという結論も出ましたが、この話を聞いて、勉強とよく似ていると思いました。

目の前のゲームやSNSの誘惑に負けてしまう子どもは、学業が疎かになりがちです。
18歳までの努力でその後の人生が大きく変わってしまうことを理解していても、目の前の誘惑に負けて遊びに走ってしまいます。

極論かもしれませんが、学歴は就職を決め、就職は生涯賃金を決めます。
生涯賃金は経済的な豊かさを決めます。
資本主義社会における経済力は人生に大きな影響を与えます。

かつての日本なら清貧という言葉が似合うように、真面目に生きていれば報われることもありました。
しかし、社会保障は無くなり、年金も削られている世の中ではいかに気高く生きようとしても、社会がそれを許しません。
貧すれば鈍するです。

100年先を想像して、今から備えろというのは子どもに強いるのは酷というものですが、今一時の楽しさに溺れず、本分たる学業に励むことは権利であると同時に義務でもあります。

しかし、目の前に誘惑があってはなかなかそうもいかないのが人間と言うものです。分別のつく大人ですら誘惑に勝つことは困難であるのに、子どもであるならなおさら困難です。

マシュマロ実験では、子どもたちの行動にある法則性を見つけました。
マシュマロをじっと眺めたり、触ったり、においを嗅いだり、マシュマロに近づいた子どもは、少しの間こそ我慢できたものの、最終的には食べてしまったそうです。
逆に、後ろを向いたり、目をつぶったり、マシュマロから遠ざかろうとした子は我慢しきることができました。

誘惑を自分から遠ざけることも、自制するうえで重要なのです。
ダイエットに成功している人のすべてがおいしいものを前にして我慢できているわけではないのです。むしろ、2/3の子どもたちがマシュマロを食べてしまったように、人間は本来誘惑に弱い生き物なのです。

だから、自分で意識して誘惑から遠ざかるのです。

ぁ、あなたの前にもマシュマロが置いてあります。
ひょっとしたら、1つではないかもしれません。
マシュマロからあなたに近づいてくるかもしれませんし、誰かが耳元で食べろというかもしれません。
周りを見渡すと友達たちはおいしそうに食べているかもしれません。

様々な誘惑があなたを誘います。

どうするかはあなたの自由です。
今食べるもよし、後々の報酬を期待して我慢するも良しです。

もしあなたが親で、子どもにまだ分別が付かないようであれば、マシュマロを遠ざけてあげるのもあなたの役目かもしれません。
どうするかはすべて自身の判断に委ねられています。

願わくば、子ども達にはまだ見ぬ未来の大きな成功報酬に胸を膨らませ、目の前の困難や誘惑に立ち向かえる人間に育ってほしいものです。

Waste your money and you’re only out of money , but waste your time and you’ve lost a part of your life .
お金を浪費することはただお金がなくなることだけだ。
しかし、時間を浪費することは、あなたの人生の一部を失うことになる。
マイケル・ルブーフ

佐藤塾
長岡駅東口 徒歩1分
長岡市台町1丁目8ー21
富川ビル2階(美容室ローズ2階)
0258-88-9051


タイトルとURLをコピーしました