どうしても勉強するモチベーションが上がらない子どもに有効なアプローチ

子育て

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みなさんはモチベーションがどうしても上がらない時はどうしていますか?

例えば勉強!
ごろごろしたり、ゲームをずっとしていたり、友達とSNSで話をしていたいという気持ちが強くて、どうしても勉強に身が入らない。
やらなきゃいけないとわかっていても中々真剣に取り組めない、そんなことありませんか?

そんな状況を打破する方法を数多くの自己啓発本が謳っていますが、そのほとんどが以下のような内容です。
「自分の夢を描こう!」
「やりたいことを10個挙げてください」
「理想の自分をイメージしてみてください」

大体の場合、夢ややりたいことを挙げ、それを実現するための方法を考えていくというアプローチです。
ここで重要なのは、その夢ややりたいことをより具体的に挙げることが大切です。

「海外旅行に行きたい!」
「年収1000万!」

とか、ありきたりな夢では、それが本当に本人の中からでた願いではなく、世間のイメージから来た一般的な成功例であるため、なかなか本気になれないからです。

もし、この方法がとれるのであれば、きっとあなたはすでに成功の目の前に立っているでしょう。

なぜなら、自分の夢ややりたい事がわかっている人は、漠然とでも、自分が進むべき道がわかっているからです。
だから、もう半分成功しています。(本人の心の底から出た願いや夢に限定しますが)

しかし、この方法には問題があるのです。

夢が無かったら?

やりたいことがまだ見つかっていなかったら?

不味いですね。この方法が使えません。

むしろ成績に悩みを抱えている子どもの大多数がこの「夢無し、やりたいこと無し」状態に当たります。

ペン藤「Aさん、将来やりたいことはある?」
Aさん「ない」

ペン藤「夢は?例えば毎日ゲームしていたいとか、楽で給料の高い仕事に就きたいとか」
Aさん「別に」

こんなやり取りをいつもしています。
こういったことから分かるように、むしろ今の子ども達にはやりたいことや夢があることの方が珍しいのです。

なぜこういうことになったのかは別の機会で語りますが、簡単に言うと今の子どもたちは恵まれすぎているのです。

明日食べるものがない人は、「毎日おなか一杯ご飯を食べたい」という夢を持ちますし
家が貧しくて欲しいものも親に買ってもらえない子どもは「いつかお金持ちになって好きなだけ欲しいものを買いたい」と思うでしょう。
いつもぼろぼろの服しか着せてもらえなかった子は「大人になって給料をもらったら、うんとおしゃれしよう!」と夢を持つはずです。

しかし、今の世の中食べ物にあふれていますし、欲しいものだってよほど高価なものでなければ手が届いてしまいます。
皆さんの周りにいますか?
明日食べるものがなくて死にそうな人、いつもぼろぼろの服を着て寒そうにしている子ども。
いませんよね?
これでは先に述べた夢などどうやっても持つことができません。
だって、願うまでもなく、親が叶えてくれるのですから。

自分でやる必要がないのです。

成功者に欠かせない条件があります。
それは「飢え」です。

ハングリーでなければ人は成長しないのです。

お腹いっぱいの時にご飯を食べたいと思わないように、飢えていなければ自分の足で踏み出そうとしないのです。

しかし、時間は進みます。
高校を卒業し、18歳になった時子どもは自分の足で歩むことを社会から迫られます。

就職か進学か

もし進学しても、数年後には就職します。
ここで初めて子どもは自らの足で歩むことをしなければならなくなるのです。

今までは実家という恵まれた環境で育ってきて、欲しいものも親が買ってくれ、ごはんは言わなくても目の前に出てきました。
そんな恵まれた環境から急に寒空の下、社会に放りだされるのです。

動物でいったら、動物園で飼育されていた大人になったライオンが、ある日急にサバンナの野生に戻されるようなものです。
人間に飼われていた動物を、野生に戻すとどうなるか、みなさんはご存知ですよね?

自分で狩りが出来ないから、死んでしまうのです。

もし、今子どもを甘やかしてしまっているという自覚があるのであれば、今すぐそれをやめることです。
愛するからこそ、将来を思えばこそ、です。

話を戻しましょう。

夢もやりたいこともない子どもにやる気を出させる方法は、夢を持たせようとするのも良いですが(いろいろな世界に触れさせ、自分でやりたいことを見つける手助けをするのはとてもお勧めの方法です)それだけでは通用しないのが昨今の子ども達です。

ではどうするのか。
結論を言います。

やりたくないことを挙げさせるのです。

例えば健康の話をしましょう。
お酒としょっぱいものが大好きで、飲むのが生きがいなBさんがいました。
そのBさんはある日、医者にこう言われます。

「この食生活を続けると半年後には死にます。肝臓の機能が50%まで落ちています。どうするかは自分で決めてください」

医者は10年前からBさんに酒としょっぱいものを食べるのをやめるよう言っていました。
しかし、Bさんは医者の言うことを聞かず、お酒を飲み、しょっぱいものを食べ続けました。

医者の言う通りにしなければならないと、わかってはいるのですが、どうしても誘惑に負けてしまい、お酒を飲んでしまいます。
「俺の人生だ!好きにさせろ!」といつも言っていたBさん。

しかし、今日医者に余命宣告された時はさすがに衝撃を受けます。

「……俺死ぬの?」

死という言葉がとてもリアルに感じられたBさんは、ショックを受け、その日からお酒としょっぱいものをすっぱり断ち切りました。
こうしてBさんは今でも元気です。(架空の話です)

この時、Bさんはやりたいこと(プラスの動機)があって、お酒としょっぱいものを諦めたのではありません。
「死にたくない」というやりたくない(マイナスの動機)があって行動に移せました。

人間は「やりたいことがある」時より、「やりたくないことがある」時の方が頑張れるという事実があります。
特に死は生物にとって最大の恐怖なので、モチベーションとしては最強です。

ある教授が授業中に言った言葉を思い出します。

「今君たちが勉強に励めば将来はペンと持った仕事に付けるだろう。しかしもし遊んでいたら将来はシャベルを持つことになるだろう」

教授に職業差別の意図はないと思いますが、アリとキリギリスのように将来備えなければ冬がやってきたとき辛い目に遭うのは本人です。

辛い将来をイメージさせ、やる気を出させる。
今日は、そんな方法もあるというお話でした。

ぜひ、ペンを持って、てっぺんを取ってください。

He can who thinks he can, and he can’t who thinks he can’t. This is an inexorable, indisputable law.
できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則である。
パブロ・ピカソ

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