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5/9 9:00~11:00に行われた小学6年生算数講座の指導報告になります。
【過不足算】 (かぶそくざん と読みます)
「余り」や「不足」から全体の差を考え、差集め算と同様にして個数や人数を求める問題を過不足算といいます。


前回の差集め算に「余り」と「不足」という考え方が加わった問題です。
総評
問題文から読み取る力が求められる問題ですので、問題文慣れしていないとなかなか手が出ない問題です。
苦戦している子もいましたが、難問に果敢に挑む姿勢を持った子もいて心強かったです。
足せばよいのか、引けばよいのかなかなか大人でもよく考えないといけない問題です。
連立方程式を習うのは中学2年生ですが、連立方程式を使うにしても、問題文を文字式に起こすことに慣れていないと、+なのか-なのか間違えてしまうような問題でした。
体感では、この問題が新潟県高校入試の大問1で出題された場合、正答率はおそらく50~65%前後でしょう。
それだけ難しい問題でした。
しかし、その数が何を指しているのか、ということを考える力をつけるためには今回の問題はどれも良問でした。
算数をただの計算としてしか捉えていない人には解きにくい問題だったと思います。
附属小上位でも解けない子は結構いると思います。
チャレンジ問題
生徒の宿泊で、1室の定員を5人ずつにすると全部の部屋を使っても4人分足りなくなり、1室の定員を6人ずつにすると5人の部屋が1室でき、1室があまります。
この時の生徒の人数を求めなさい。
(浅野中)
答え 59人
チャレンジ問題
何人かの中学生と何人かの小学生に鉛筆を配ることにしました。中学生に2本ずつ、小学生に4本ずつ配ると36本余ります。中学生に3本ずつ、小学生に6本ずつ配ると3本足りません。また、中学生は小学生より3人多くいます。
(桐朋中)
(1)小学生の人数は何人ですか?
(2)鉛筆の本数は何本ですか?
答え (1)12人 (2)114本
文字式と方程式を使えば易しい問題ですが、小学生までの知識で解こうと思うとなかなかの難問です。
ぜひ小学生の皆さんは挑戦してみてください。
次回からかの有名な「つるかめ算」に入ります。
今はまだ5月に入ったばかりなので、1講座1単元ですが、塾生たちが慣れてきたらスピードアップし、1講座2単元にしていきたいと思います。
佐藤塾
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