個別指導で成績が上がらない子どもの特徴

成績アップの極意

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今回は「個別指導で成績が上がらない子どもの特徴」というテーマでお話していきたいと思います。

少し説明が長くなりますが、この話を聞けば
一般的には知られていない塾業界における真実を知ることができます。

業界的には若干タブー的な話ですが、この真実を知らないばかりにいつまで経っても成績が上がらずに困っている人が救われることを期待してお話します。

保護者様
保護者様

うちの子、勉強が苦手だから個別指導塾に通わせているけど、全然成績上がらないのよね。
この間、面談で相談したら「じゃあ、個別の枠を増やしましょう!」と言われたけど本当にそれで成績が上がるのかしら・・・

こんなお悩みを抱えている保護者様は多いのではないでしょうか?

保護者様
保護者様

塾側の勧めに乗って個別指導を増やしたけど、やっぱり期待するほど成績が上がらない・・・
これ以上個別を増やすと家計が苦しいし、はぁ・・・どうしたらいいのよ

これら全てのお悩みにその原因と、解決策をお伝えします!

ぺん藤先生
ぺん藤先生

しかし、その前に個別指導とはそもそも一体なんでしょうか?

昔は塾といえば集団指導で、個別指導というものはありませんでした。
ここ20年ほどの間に社会に現れ、一世を風靡するしました。

先生が我が子だけを見てくれる。
そんな謳い文句に賛同し、手放しで個別指導を受け入れていませんでしょうか?

実は、個別指導が必要な子と、個別指導向きではない子がいるのです。

その前提を知らずに「個別指導の方が手厚そうだから」という理由で個別指導塾に入ると却って成績が伸びないことがあるのです。

解説しますので、聞いてください。

90%の子どもには個別指導は不要という事実

ぺん藤先生
ぺん藤先生

結論から言いますと、世の中の大多数の子どもたちにとって個別指導は不向きな学習方法です。

これは学力を3つのグループに分けた時の図です。

上に行くほど学力が高く、下に行くほど学力が低くなります。
そして左右はその層のボリュームです。

見ての通り中間層が最大のボリュームゾーンになるようになっています。

逆にとても勉強が良くできる子と、全く勉強ができない子は少数です。

そして

これが学力別の最適な学習方法です。

上位の子と、中間層の子は集団指導が適しています。
逆に全くできない子は個別指導が向いています。

下位の中で更に下位の子は学習塾の個別指導ではなく、家庭教師を利用するケースが多いです。
また上位の中でさらに上位。全体の1%未満の子は都心の学習塾では集団指導ですが、地方では個別指導になるケースが多いです。

ぺん藤先生
ぺん藤先生

今まで全く勉強をしてこなかった子は、個別指導を始めると成績がわずかに伸びます。しかしこれは個別指導の成果というよりは全くしなかった勉強を始めたからにすぎません。
世にある個別指導の大多数が、先生がただの丸付け要員だったり、自習監督であることがその証明です。

この話を聞いてもまだピンとこないと思いますので、詳しく解説していきます。

個別指導は縦と横の関係が無い

個別指導塾に通っている人ならわかると思いますが、塾に行って周りの子がどんな問題を解いて、どんな進度で学習しているかわかりませんよね?

それもそのはず、個別指導塾ではパーテーションで教室が細かく区切られ、周囲の子の学習状況がわからないようにしてあるからです。
また自習に行かず、授業の時だけ行って、授業が終わったらそのまま帰る子が大多数なのが個別指導塾の特徴です。

狭いスペースに大人数を収容することが出来ない以上塾側としてもやむを得ないことなのかもしれませんが、
自習は授業の3倍大事です。

ダイエットで例えるなら授業ジムトレーニング。基礎代謝を上げて痩せやすい身体づくりをします。

自習自宅での過ごし方です。自宅で全く勉強しない(ただ宿題をやるだけでは勉強と呼べません)というのは、マックを三食食べて、テレビを見ながらポテチを食べている行為と同じです。

これではいかにジムでハードワークしても、自宅でプラスマイナス0、むしろ大きなマイナスになってしまうので痩せるわけがありません。

週1回50分や80分の努力で痩せたいという方がおこがましいです。

本当に痩せたいならジムトレーナーの指示通りの私生活を送るしかないのです。

ぺん藤先生
鬼コーチ
  • 腕立て伏せ100回(英単語100個)
  • 上体起こし100回(5科目教科書予習5ページ)
  • スクワット 100回(3日に本を1冊読む)
  • ランニング10km(朝の基礎英語ラジオを聞く)

 これを毎日やれれば成果は出るはずです。
 1つの例えですが。


自習が大事であるという話はご理解いただけたと思いますので、それがどう個別指導と関係しているのかを説明します。

 

個別指導は同年代の子と一緒に授業を受けるわけではないので、
横の学習効果が期待できません。

横の学習効果というのは、同年代の子の進み具合を見て焦ったり、その子の学習状況やテクニックをみて真似する機会のことを指します。

集団指導の場合、同年代のできる子たちから良い刺激を受け、気がついたら自分も成長していたなんてことが良くあります。
特に男の子の場合、切磋琢磨できるライバルがいると燃えます。
負けた悔しさをバネにものすごい成長を遂げる子は少なくありません。

一見手厚く見える個別指導の場合、他者と比べて焦る機会はありませんので、危機感が生まれません。
また本人が満足していても、同年代の子と比べるとまだまだ物足りないことがよくあります。

他人と競争するということに否定的な意見もあるかもしれませんが、そもそも受験は相対評価で、他者との競争です。
これをきれいごとで覆ってしまうと、受験直前になって世間との差を感じ、絶望することになります。

横の繋がりは勉強をしていくうえで非常に大切なのです。

また縦の関係も同様です。

子ども達に限らず人は社会にもまれて成長します。

上の世代の子たちがどう勉強に取り組んでいるのかなんて、上に兄弟がいないと知る機会がありません。
幸い佐藤塾では、高校3年生の子や浪人生の子が、1日12時間真剣に勉強しているところが見れます。

その姿を見て。今の中学生たちは「自分たちも高い目標を達成するためにはあれくらい勉強しないとだめなんだな・・・」と思います。大人が言葉で言ってもだめです。無言の背中の説得力を侮ってはいけません。

佐藤塾では上の世代の子が真剣に勉強している姿を見て、それに続こうとする文化があります。
実際、入塾前は勉強を全くしなかった子も、周りや先輩たちがいつも授業のない日も通って勉強しているので、Ⅰヶ月も経つ頃には自分から自習に来る様になります。
それはもちろん講師側の声がけによるものという面もありますが、基本的には周りを見て自然とそうなっていくのです。

何かの記録を目指すとき、Ⅰ人でやる場合と、2人で競う場合で成長率が大きく異なります。
1500m走でも、走るのが速い子の背中を追いかけていると、釣られてタイムが良くなったりします。
勉強でも同じことが起こるのです。

しかし、一般的な個別指導塾では周囲の状況がわからず、自分のことしかわからないため、つい自分に甘くなったり、本来感じるべき焦りを感じなかったりします。
進学を目的としたとき、重要なのは自分がどうであるかという絶対評価だけではなく、周囲と比べてどうかが重要となります。

自分でよくできたと思っても、周りと比べて遅れていたり、まだまだ努力が足りないなんてことは良くあります。
そのような状態だと成績は伸びようがありません。

そういった理由で個別指導には集団指導にはない問題点があるのです。

個別指導「だけ」ではダメ

当然ですが個別指導にも良い面があります。
1対1の完全個別指導では、講師はその子の手元を注視し、思考の流れを読み取り課題を見つけられます。(問題演習中も先生が見てくれているかが、重要です。問題を解いているとき他の子を教えている個別指導は、個別指導の長所を自ら手放しています)

また集団指導に全くついていけない学力の子や、学年順位は当然として、全国レベルで上位を目指している子など、超中学生級の子などは集団指導は冗長に感じてしまうことがあります。

そのような場合は、家庭教師や個別指導という選択肢が適しています。

(学習障害をお持ちの子さんは個別指導が適しています)

個別指導だけは不健康?

野菜を食べると健康に良いから野菜を食べよう!

というのは正しい考え方ですが、野菜だけではタンパク質が取れません。
健康な体を維持する燃料である炭水化物も重要な栄養素です。

「個別指導は手厚そうだから、個別指導だけ取ろう!」という発想は、「野菜は健康に良いから野菜だけ食べよう」と一緒です。

これでは真に丈夫な体はできません。
時に切磋琢磨し、時に周囲に触発されることが勉強には必要なのです。
「学ぶ」という言葉の元は「真似ぶ」だと言われます。

人のやっていることをまずは真似してみることが勉強の基本なのです。
それなのにいきなり閉鎖的な個別指導だけでは、「真似ぶ」ことができません。

個別指導も良いですが、盲目的にその効用を信じ、傾倒してしまうのは危険なのです。

佐藤塾では、集団指導を基本とし、個別指導を補助的に活用しています。
実際にあった例だと、中学2年生の途中で入った子で中1の知識が抜けている子がいました。

それまで大手個別指導塾に通っていましたが、このままではダメだと考え、お母さんがその子を佐藤塾に連れてきました。
勉強を見てみると、とても素直な好青年で、教えればすぐに成果につながると感じました。

しかし、問題は抜けている知識です。
中1の知識を置き去りにして、中2の勉強を教えてもなかなか身につきません。
そこでお母様に2ヶ月だけ個別指導を受けることを提案しました。

2ヶ月の間に抜けている知識を埋め、集団指導の進度についていけるレベルまで回復させるという提案です。

これにお母様はご了承をくださり、集団指導ベースに個別指導のハイブリッドで指導が始まりました。

その結果はというと、30点台だった数学が3ヶ月もしないうちに70点越えになりました。
半年もする前に88点をとり、今では90点以上は当たり前くらいの学力を有する子に成長していました。

もう大丈夫だと見届けたところで、個別指導はもう不要とお母様に提案し、今では集団指導のトップ層を走り続けています。
もちろんその子にはもともと「素直さ」という素質があり、意欲的に学習に取り組んだ結果だと思います。

しかし、これだけ短期間で目に見える成長を遂げた背景には実は個別指導を有効活用したという事実があります。
その子は元々大手個別指導塾に通っていたのですから、個別指導「だけ」によって成績が上がったわけではないことがわかります。

個別指導は補助輪や薬と一緒です。

頼りになる存在ですが、常にそれに頼っていては成長はできません。
その事実に多くのご家庭が気が付いていないので、今回この場を借りて説明させていただきました。

「うちの子は成績が悪い(良い)から集団指導はちょっと、、、個別指導じゃないと」

ではなく、成績が悪い(良い)からこそ、集団指導が有効で、個別指導はあくまで補助的な手段です。

近年の個別指導偏重傾向への警鐘として今回お話しさせていただきました。

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