新潟県公立高校入試「国語」で高得点を取るためのテクニック~第2回新潟県統一模試 国語を解説しながら学ぼう~

成績アップの極意

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新潟県にいる中3の皆さん、第2回目の統一模試お疲れ様でした。

佐藤塾では5月16日に多くの中3生が集まり、模試を受けてくれました。
普段塾に通っておらず、今回が初めての模試だった子もいましたが、落ち着いて受けてくれたようでした。

新潟県公立高校入試の特徴の1つとして国語の難易度だけが異常に高いという点があります。

「国語」は新潟高校理数科トップでも90点以上が取れないのはなぜ?

こちらは新潟県のHPに公開されている例年の高校入試の得点分布図です。
各画像の左上が国語ですね。
ご覧の通り平成31年を除くと
90〜100点の分布が0になっています。

平成31年だけは長い新潟県公立高校入試の歴史の中でも例外的に平均点が高く、高得点を取ることができる内容になっていました。

しかし、この31年がなぜ高得点を取れたのか、そしてなぜ他の年は高得点が取れないようになっているのか、その理由は明確です。

その理由と、どうすれば高得点が取れるのか、今回受験した新潟県統一模試の問題を使って順に説明していきたいと思います。

ぺん藤先生
ぺん藤先生

毎回生徒が統一模試を解いている間、私も一緒に挑戦していますが、今回は97点でした。
(ハンデとして20分遅れで始めました)

実際は100点なのかもしれませんが、1問だけ減点の可能性があるところがありましたので、3点マイナスにして97点です。先生なので、生徒に採点する時より厳しく点数を付けてみました。

新潟県高校入試の問題もほぼ毎年100点を私は取れていますので、これから解説することを信じて取り組んでもらえれば、あなたも国語で高得点を取れることをお約束します。

最後の大問までどれだけ時間を残せるかが勝負?

最近の出題傾向でみると、新潟県高校入試の国語(以下、国語)では4つの大問が設けられています。

大問1 漢字

大問2 現代文

大問3 古文

大問4 現代文

漢字は当然全問正解する必要がありますが、問題は大問2です。

慣れが重要、完璧主義は落とし穴に「大問2」

大問2のレベルは基本易しくなっております。

しかし、問題の形式が多用であるため、答えに窮する問題が1つくらいはあると思います。

そこで考え込んでしまうことこそが、高得点を逃す最大の要因になります。

模試などを受け慣れていない子に多いのですが、時間配分がわからず、最後の大問を解き切る前にタイプアップになってしまう子がいます。

本番の入試でも「間違えられない」という思いが強く出過ぎて、全体の時間配分がおざなりになり、最後の大問に辿り着いた時には10分しか時間が残っていなかったなんてことが起きます。

理想は20分強、最後の大問に時間を確保したいところなので、その前の大問3つは30分以内にスピーディに解く必要があります。

そのため、大問2ではわからなかったり、自信が持てなくても、後で戻れば良いという気持ちのもと、次へ進むことが必要となります。

今回の模試では、『熟語の構成問題』や『品詞問題』があり、初めてこの形式の問題に取り組んだ人は、瞬間的に説くことができず、時間をかけてしまったのではないでしょうか?

熟語の問題ではパターンを認識しておくと瞬時に解けます。

実際の今回の統一模試の問題を使って解説します。
模試を受けた人は問題と解答を用意してください。

「達成」は似たような意味の漢字を重ねたものに分類されます。(他には寒冷、救助など)

「向上」は前の漢字が動作を、後の漢字が「〜を・〜に」の意味を表している熟語です。この場合は「上に」「向く」ですね。

「実行」は副詞ですね。「実際に」「行う」です。

「国立」は「国が」「立てる」なので、主語と動詞の関係です。英語で言えばS V構文ですね。

「落選」は「選挙に」「落ちる」なので、「向上」と同じ構成ですね。

問題は「予防」でしたので、「予め」「防ぐ」なので、「実行」が同じ構成だということがわかります。

今回は出題されませんでしたが、「寒暖」「上下」など対となる漢字で構成されているパターンもあります。

こういった問題は、実際に言葉にして読んでみて、違和感がないものを作り、どういう構成か判断します。

パターンがわかっているなら簡単な問題ですが、初見では詰まってしまう問題です。

実際、模試を受けていた中3の半数以上がこの問題を間違えていました。

解き方がわかればなんていうことのない問題ですが、知らないと解けないので、しっかり覚えておきましょう!

次に(3)の問題ですが、これも正答率が低かったです。

この問題が解けないということは本文を読めていないということになるので、解けなかった人は注意が必要です。

一見、アセスメントやリスクマネジメントという横文字が続いており、難しく思えるかもしれませんが、著者の主張は単純です。

ご丁寧に注釈に解説が書いてあるのですから、まず注釈をしっかり確認し、問題に取り掛かってください。

国語の現代文で問題文から読むことを私は推奨していますが、国語が得意な人は逆に本文から読んだ方が解ける場合もあります。

ただ注釈とタイトルにはヒントがたくさんありますので、本文や問題を読む前に確認することをおすすめします。

このような文章は具体と抽象を交互に展開し説得力をたせてきますので、自分の中で著者の主張を抽象化し、捉えることが求められます。何も難しいことではないのです。

要するにこういうこと?

という思考を心がけて読むことが抽象化をする上で大きな助けとなります。

今までそういった意識で問題を解いたことがなかった人は、そういう視点を持って現代文、特に論説文に取り組んでください。
(この辺は春期講習の特別講座の中で詳しく説明しました。具体抽象のほかには肯定否定もあります)

全体を通して今回の大問2は記述もなく、易しい構成だったかと思います。

先入観を捨て去れ!カエルが喋り、鶴が化ける古典の世界「大問3」

高校入試レベルの古文では簡単な解説が必ず書いてあります。
(共通テストや大学の2次試験ではそんなものないから頑張らないとですね!)

注釈を含め、ヒントを繋ぎ合わせていけば高校入試の古文はとても簡単な問題です。

ほぼ答えが書いてあるようなものですから。

今回の問題で全く物語の意味がわからなかったという人はおそらく常識・先入観が理解を妨げたのではないでしょうか?

宇治拾遺物語の一部が出題されましたが、これは要するに「のすり」という鳥が仏に化けて、それを賢い右大臣が見破ったというのが今回の話ですが。

ここで違和感なく理解してほしいのは、「鳥が化ける」という展開です。

「鳥が仏に化けるわけないでしょ?」と思った人は、古文に触れる量が足りません。

古文の世界に出てくる動物は人語を解するどころか、時に説法したり、人に化けたり、なんでもござれです。
(ちなみにお坊さん同士の恋愛の話もあります)

そこを先入観から、そんなわけないと断じてしまっては古文を読み解くことはできません。

あのかぐや姫だって、月から来たというトンデモ設定だということを思い出してください。
古文は昔実際にあった話だなんて思ったら大間違いです。

大いに主観が入り、超常現象のオンパレードです。

日本の歴史を編纂したとされる「古事記」だって神話・超常現象のだらけです。

なので、古文を読むときはその先入観を廃して取り組むと正しく文章を読むことができます。

ちなみに

冒頭97点かもしれないと書きましたが、この大問3の(5)だけ減点の可能性があると自己採点をしながら思いました。

模試の解説を読むと、3つのポイントを抑えて書けとありますが、うち1つだけ模範解答とは違う根拠を示していたからです。同じような回答をした生徒がいましたので、採点後どのように点数がつけられているか気になるところです。

(5)のような理由を説明する問題では、いくつかあるポイントを絞ってうまくまとめる必要があります。ポイントがいくつあるかは問題によって違いますが、字数内で必ず入れなくてはならないポイントもありますので、それが何か考えながら解くことが必要です。

また基礎的な話ですが、「なぜ」「理由」ときたら文末は「〜から」「〜ため」などで終わる必要があります。とても基本的なことですが、重要なことですので、忘れないようにお願いします。

大型記述問題の連発!ここまでで何分残せたかが重要な「大問4」

冒頭、過去の新潟県高校入試で高得点が取れていないという話をしましたが、その最大の要因を説明します。

それは

時間が足らなくなるのです。

えっ?そんな単純なこと?

と思ったかもしれませんが、足りなくなるのにも理由があるのです。

国語の最後の大問には多くの場合、記述問題があるのです。

今回の模試では50字以内と100字以内の2つでしたが、50字の問題が終わった段階で時間が足りなくなると、100字の問題の途中でタイムアップを迎えてしまうのです。

また焦りから、回答が杜撰になってしまい、字数を埋めても得点が全く取れていないかもしれません。

この記述問題は配点が高く、ここで落としてしまうだけで大きく失点してしまうことになるのです。

さらに選択式ではなく、記述式ですので、要点をうまくまとめられる力が求められます。

これは慣れている子とそうではない子で大きく差が開きます。

天声人語などを読み、それを30字、50字、70字と字数をそれぞれ分けて要約する訓練をすることがおすすめます。
(ただし、それを正しく添削できる講師が必要にはなりますが)

長岡高校・新潟高校でA判定を取れるような子でも、この最後の問題を完答することは困難です。

実際、当日模試を受けていた子たちも、この最後の問題を完答することはできていませんでした。

ちなみに平成31年だけ平均点が高く、90点以上がいたのは、最後の大問の問題が記述ではなく、選択問題だったからです。

平均点が異様に高くなったため、翌年からは従来の形式に戻されしまいましたが・・・

また夏休みなどで特別講座を設けようと思いますので、国語でお困りの方は佐藤塾までお問い合わせください。

国語は全ての科目の柱なので、コツが掴めれば全ての科目の学習効果が上がります。

別ブログ「なぜ塾業界に国語を教えられる人材がいないのか?」

字数指定の場合は9割以上書くことが前提!〜模試の解答を鵜呑みにしてはいけない?〜

記述式の問題で解答例が指定の字数の9割を割っているものが散見されました。

採点者によっては減点の対象になるかもしれませんので、受験生の皆さんは指定の字数があればその9割を超えるように解答してください。

30字以内なら27字以上。

50字以内なら45字以上。

100字以内なら90字以上です。

正答例を見てそこだけ気になりましたので、皆さんにもお伝えしました。

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