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今回は三者面談後にやるべきこと、やっては行けないことについて話していきたいと思います。
三者面談で「難しい」「無理だ」などなど厳しい言葉を言われてすっかり意気消沈しているご家庭も多いのではないでしょうか?
実際、この時期の面談で「大丈夫だね」とか「合格すると思うよ」とか安心させるようなセリフを言われることはまずありません。
毎年行われる1人1人の決意を促す儀式だと思ってください。
でも安心してください。
我々の教え子たちは、過去に「絶対無理」「受かるわけがない」と担任に言われた子達を数多く合格させてきています。
あまり具体的には言えませんが、担任の先生の反対を押し切って逆転合格は決して珍しくありません。
受験は決して楽なものではありませんが、然るべき努力を重ねれば自ずと結果はついてきます。
今からできることを着実にやっていきましょう。
その上で、三者面談が終わったあと、やるべきこと
そして特に重要な絶対やってはいけないことについて解説していきたいと思います。
絶っ〜〜〜対、やってはダメなこと
- 志望校を変える(下げる)
- 睡眠時間を削って勉強する
- 参考書などの教材を買いに行く
志望校を変えるのは絶対NG!
学校の先生に厳しいと言われ志望校を変えるのは絶対にやってはダメです。
目標を下げると同時にモチベーションも下がってしまう可能性が高いからです。

ボールを遠くに投げる時、足元を見て投げたら遠くに飛びませんよね?
逆に遠くを見据えて投げればそれなりに遠くに飛びます。
100点を目指して勉強すれば90点は取れます。逆に90点を目指して100点を取れることはないどころか、90点も取れなくなります。
あくまでも目標は高めに設定した方が良い結果が出るのです。
なので、ギリギリまで高い目標を持って挑戦するべきなのです。
もし最悪、志望校を変えるにしてもそれは冬休みが終わって最後の模試の後です。
間違っても、夏前の実力で受かりそうな学校を志望校にしてはいけません。
これはダイエットする前に、今着れる服を買うようなものです。絶対にダイエットに失敗します。
夏休みはいわばこの受験を勝ち抜くための体力づくりの期間でもあります。
この山場を越えるには、本人の高いモチベーションが必須です。
ぜひ高い志を持って、そのまま上を目指してください。
睡眠時間を削って勉強してはだめ!
夏の夜は涼しく、物音もしないため勉強に集中できるという人もいるかもしれません。
三者面談で厳しいことを言われたから、今から寝ないで勉強しなきゃって思って机に向かったかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。気持ちはわかりますが、睡眠時間を削ったり生活リズムを大きく変えて受験に成功する例はほとんどありません。
睡眠時間と学力の関係については別のブログで話していますので割愛しますが、基本的にそういった勉強方法は長続きしません。
逆に日中眠くなって集中力を削がれ、却って成績が下がること間違いなしです。
焦る気持ちはわかりますが、それなら朝早起きして勉強すれば良いのです。
遅寝は受験生にとって絶対にNGです。
隙間時間を有効利用するなどして日常の中に勉強時間を増やす方が100倍効果的です。
焦って寝ないで勉強するようなことはしないでください。

良い子のみんな、ペン藤先生との約束だよ!
ベッドの中でスマホいじってちゃダメだよ!
参考書を買いに行かない
テスト時期や入試時期になると決まって書店の教材コーナーには中高生が現れます。
特に共通テスト前になると長岡の宮脇書店も、新潟のジュンク堂も混み合います。
不安を埋めるために参考書を買う心理はよくわかりますが、参考書を買っても成績は上がりません。
参考書をやることで成績は上がるのです。当たり前ですが。
普通の中学生であれば学校や塾から支給されるテキストで十分勉強になります。
つい分厚い参考書を買いたくなるのはわかりますが、分厚い参考書をやるより、薄い問題集を繰り返しやる方が効果的です。
参考書や問題集を買うことで、なぜかやった気になって安心できてしまいます。
しかし、これは一種の現実逃避なので生産的ではありません。
目の前の1冊の問題集をやり切ることから始めましょう。
佐藤塾の中3生は、5科目が1冊になったサマーテキストを早めに終わらせて3周することを1つの目標にしてください。

過去問を買いに行くのは賛成です。
実際に本番どんな問題を解くのかを先に知っておくことは重要です。
新潟県高校入試のおすすめ問題集については以前のブログにまとめておきましたので、よければそちらを参照してください。
親が取るべき態度・対応
- 堂々として動揺しない(ように見せる)
- 家族で協力する
- お弁当・送迎
堂々として動揺しない
受験は受験生以上に親御さんに精神的ストレスを与えます。
自分の受験でもここまで緊張しなかった!という保護者様は多いです。
しかし、それでも堂々とした態度を子どもの前では崩さないでください。
親のストレスは子どもに伝播します。
逆にいつもと変わらぬ親の姿に子どもは安心感を得るのです。
「ママ(パパ)は○○が勉強できるからじゃなくて、○○が好きなんだよ。だから結果より○○がここまで頑張ったことがママ(パパ)の誇りです」
これくらいドーンと構えてください。
逆に受験に対するストレスや不安、相談は全て塾にぶつけてください。それが仕事ですので。
その代わり子どもの前では堂々としていてください。
家族で協力する
子どもが受験生の年は家族も受験生です。
子どもに勉強することを勧め、親がビールを飲みながらテレビを見ているようでは子どもに良い影響を与えません。
その子の受験が終わるまでは家族も楽しいことは少しお預けにして同じ気持ちで受験に望んでください。
それがきっと我が子の心にも届きます。
年子の3兄弟だったら?
全員大学入るまで受験が続くので家族は大変ですね笑
でもきっと、受かった時の喜びも大変なものだと思いますよ。
お弁当・送迎
日々の送迎にお弁当。
受験生に限らず保護者様が日々子どもたちを送り届けて下さることに感謝しない日はありません。
特に受験生は週6で通っているので、余計大変です。(週7の時も)
日々の仕事や家事に追われて、その上子どもの習い事の送迎やお弁当作りがいかに大変なことか親ならわかります。
どうかそのままご協力のほどよろしくお願いいたします。
でも天気が良い日は自転車でも全然良いと思います。
私も中学生の頃は片道40分の道のりを自転車で塾に通っていました。
時には自転車で通ってもらったり、ご飯もコンビニで良いと思います。
受験は長丁場なので適度に力を抜くことも大切ですので。

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