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宮城県美術館所蔵の絵本原画

5月3日行ってきました!
マリンピア日本海が県外の方々で激混みだったのとは対照的に新潟美術館は適度な人の入りで快適でした。

今回展示された原画には私の大好きなぐりとぐらのカステラを作る話が全部あり、年甲斐もなく大興奮でした笑
お昼は必然的にパンケーキになりました。
展示された原画は「はじめてのおつかい」「ぐりとぐら」など一度は読んだことのある絵本もあり、大人も童心に返って楽しめると思います。
展示されている作者さんの一覧は以下の通りです。
森明子さんの作品



こんとあきの作者とは絵柄が一緒なので気が付いていましたが、おつきさまこんばんはまで森明子さんだとは知りませんでした。
GW中は混雑も予想できますが、第二駐車場もあり入れないことはまず無いのでよかったら皆さんも見に行ってみてください。
「記憶のフック」は絵本から始まる
以前、記憶のフックの話を少しさせてもらいましたと思います。
実は絵本は幼少の頃に記憶のフックを増やす最高の方法なのです。

私が高校入試の社会で「ゲル」の説明をする際、あらかじめモンゴルの絵本を読んでいる子だととても説明がスムーズです。
実際にあった話ですが、私が梅棹忠夫の「文明の生態史観」の内容を引用して四大文明から近代までの文明の発達について説明する際も「スーホの白い馬」を読んでいる子だととても説明がしやすいです。近代以前は元寇など数々の出来事がモンゴルの出来事と繋がっています。
少し前なら「朝青龍の故郷だよ」といえば少しはわかってもらえましたが、今の子は知らないのでスーホの白い馬を読んでいてもらえると助かります笑

中には当時の時代背景を色濃く残し、現代では「?」と思うような本もありますが、それはそれで目くじらを立てず、時代背景を知るための教材にしてしまえば良いのです。

シナというのは差別用語ですので現代ではあまり使われる機会はないと思います。
しかし、この絵のラーメンマンのような髪型の民族は中国のどこにいる人たちなのかという説明をするだけで「清」前後の中国の話が盛り上がるので絵本はやはり読んでおくと得ですね。
絵本は国境を越え、世代を超える最強の教材
世界で活躍するユダヤ人は幼い頃よりタルムードから数多くの教訓を得ます。
言葉多くなくとも、短いエピソードから複数の学びを得ます。
1つ紹介するなら金の冠を被った雀の話は私自身、日々心に言い聞かせている話です。
私は絵本はタルムードに負けない最高の学びを得られる存在だと思います。
国境を越え、それぞれの国々の土着の文化をデフォルメして学べるのは絵本だけです。
大切なのは、ただ読むだけではなく、せっかく読んだなら親と一緒に絵本の内容について話し合うことです。それができたら最高です。
絵本を読む習慣は、勉強習慣を身につける上でも非常に有効です。
ぜひお子さんの子育ての習慣に絵本を取り入れて見てください。
そしてこの展示会は5月22日までやっていますので、大人の方もよかったら訪れてみてくださいね!