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受験は性格が重要?

毎年受験生たちを見ていると合格する子にはある共通点があることに気がついてきます。
先日、原先生と受験で成功する子の特徴について話をしていたところ、以下の5つの特徴を挙げていましたのでご紹介します。
(※原先生は金沢の予備校で毎年300人以上の大学受験生たちを送り出していた大学受験国語・英語の専門家です)
なお、この特徴は当てはまっていてもだからと言って必ず受かるわけではありませんし、全く当てはまらなくても、今から変えていけばよいだけですので悲観する必要はありません。
この情報が少しでも皆さんの勉強生活に役立てば幸いです。
意外に思うかもしれませんが受験には性格が大きく影響します。
頭の良い子でも、この性格が邪魔をしてうまく芽が出ないこともあります。
しかし、救いなのは性格は直せるということです。
少しの行動を変えるだけであっという間に成績が伸びる、そんなこともあります。
これから挙げる5つの特徴と自分自身を見比べて、当てはまらないところがあれば変えていけばよいのです。
全部当てはまる!という人は素晴らしいのでそのまま頑張ってください。
受験で成功する子の5つの特徴
②自分の中でやるべき事が明確
③周りを気にしない
④素直
⑤負けず嫌い

いかがでしょうか?
いくつあなたは当てはまりましたか?
これを逆にすると、受験でうまくいかない子になります。
以下の通りです。
②何をやればよいか考えようとしない
③周りを気にする
④斜に構える
⑤負けず嫌いだけど勝つための努力をしない
少し耳の痛い話ではありますが、もし当てはまる項目があったら改善していけばよいのです。
劣等生だったけど、努力して一気に学年1位になった、というサクセスストーリーをたまに耳にします。その話でしばし共通する勉強法が「学年1位の子の真似をする」というものです。
成功の秘訣は『TTP(ティー・ティー・ピー)』
みなさんはTTPという言葉を聞いたことはありますでしょうか?
TPP(環太平洋パートナーシップ)じゃないですよTTPです。
その意味は、(T)徹底(T)的に(P)パクるです。
そう、成功の秘訣は成功者の行動を徹底的に真似することが一番の近道なのです。

上の写真は若くして起業し事業売却で270億円もの大金を手にした竹之内教博さんです。
その竹之内さんの著書『無名の男がたった7年で270億円を手に入れた物語』にもTTPの有効性がうたわれています。
著書の中には竹之内さんが小中学生だった頃の話が書かれています。
中学生時代あまり勉強ができず悩んでいた竹之内さん。ある日学年トップの加藤くんという子に1日何時間勉強しているのか質問したそうです。
そしたら『学校以外で毎日5時間勉強している』という回答が返ってきたそうです。
その日から竹之内さんは自分も毎日5時間勉強すると決め実践したそうです。
その結果、半年のうちに学年トップになれたそうです。そして卒業まで一度もトップの座を譲らなかったそうです。
この時から竹之内さんの中で、人生の必勝法が見つかったのです。
そう、それがTPP、徹底的にパクるです。
勉強で上位に行きたければ勉強ができる子の真似をすれば良いのです。
ちなみに竹之内さんは加藤君に勉強の仕方も聞き、それをそのまま実践しました。
『学ぶ』は『真似ぶ』
学ぶという言葉は真似ぶから来ていますように、本来学びとは模倣のことを指します。
字がうまくなりたければ、お手本を真似することが近道です。
間違っても最初から我流でやっては上達しません。
オリジナリティーというものは基本ができてから初めて移行する段階です。
しかし、大部分の人間は最初から自分らしさを求め、先生の言っている道とは違う近道を探そうとします。その結果、道に迷ってしまうのです。

竹之内さんの特徴を挙げるとするならば、先に述べた5つの特徴をすべて満たしています。
①言われたこと以上をする→5時間の勉強以上のことをしたため学年トップの加藤君に勝つことができました。
②自分の中でやるべき事が明確→5時間の勉強時間を確保するために、タイムスケジュールを徹底的に行い、通学中や隙間時間を利用した。
③周りを気にしない→周りから学年トップは無理だと言われたが自分を信じてがむしゃらに勉強しした。
④素直→加藤君の言ったとおりに実践した。
⑤負けず嫌い→学年トップになるためにプライドを捨て、加藤君に質問し、実践した。
これだけのことができるのであれば、事業主としても成功するのはむしろ当たり前のような気もします。
このTPPのポイントは、自分の考えを一切排して実践するところにあります。
プライドやこだわりは邪魔なのです。
冒頭でも述べましたが、受験には性格が大きく影響します。
素直な気持ちで言われたことを実践できる子が成功できるのです。
教えて側の言っていることが100%正しいとは言いません。しかし、それでも数多くの経験から取捨選択した正攻法を伝授しているわけですから、自分で思いついたやり方より勝算は高いのではないでしょうか?
長年子どもたちに勉強を教えてきて、優秀な子はまず言われたとおりにやってみる子が多いです。
言うとおりにやってみて、それでも違うな、と思ったら修正すれば良いのです。まずは真似ぶことから入ることが学業成就の近道なのです。