小学生が国語を優先して学習すべき3つの理由

成績アップの極意

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小学生が国語を優先して学習すべき3つの理由

ぺん藤先生
ぺん藤先生

佐藤塾では小学3年生から国語の授業があります。

一方算数は小学5年生からです。

これには大きな理由があり、なぜ算数は小学5年生からで良いのか、国語は2年早い小学3年生から勉強するべきなのか
今回は全ての科目に優先して学習すべき国語の役割と重要性についてポイントを絞って解説していきたいと思います。

理由①:国語は全ての科目の土台

これは聞いたことのある方も多いかとは思いますが、それがつまりどういうことなのかわかりやすく解説していきたいと思います。

全ての学習は日本語を軸として展開される

今はもはや一般化されましたが、以前は英語の早期教育について重要性が頻繁に謳われていました。

しかし、その英語も日本語をベースに学習されます。

例えばfishという英単語を学ぶ機会があったとしましょう。

このfishとは何か、説明する際、日本では日本語を用いて解説されます。

「fishは魚という意味です」

つまりfishという英単語を理解するためには魚という日本語を理解している必要があります。

日本語→英語の順番で理解の幅が広がるのであれば、国語の力が育たなくては英語の力が育つはずもありません。

また日本において殆どの教材は日本語で解説されています。

算数を理解するのにも国語が必要なのです。これは全ての科目に共通します。

国語力には語彙力も含まれます。語彙力についても以前のブログに書いていますのでよかったら参照してください。

知的能力=語彙量?~語彙を増やすメリット~

ぺん藤先生
ぺん藤先生

日本語を介して英語を理解するのは英語を学ぶ上でよくないという考え方も存在します。

英単語帳で「fish:魚」と暗記するのはかえって本当の理解から遠ざかってしまうという見方もあります。これについては持論もあるので、次回以降お話していきたいと思います。

なお、「英語より国語を先に学んだ方が良いという派」と「英語は早期に耳慣れさせないといけいないから英語こそ早期教育すべき派」がいますが、私はどちらも正しいと思います。

国語の力がつけば英語の力がつきますし、逆もまた然りだと思います。相乗効果こそあれ足を引っ張るということはないと思いますので、両方ともしっかり学ぶべきです。
(ただし、幼児期に2カ国以上の言語を同時に教えるとセミリンガルになってしまうという弊害も報告されています。まずは母語話者として達者であることを優先した方が無難ではあるのかも知れません)

理由②:国語は手遅れになる可能性がある?

ちょっと脅かすような話ではありますが、国語は手遅れになる可能性が存在します。

まず第一に国語の力は瞬間的な学習によって成果を得られるものではなく、習慣によって培われる性質を持っているからです。

しばし国語の力を醸成する方法として読書が挙げられますが、読書は習慣です。

何冊読めば国語力がつくという明確な基準は存在せず、ただ日常の一部にすることで知らず知らずのうち身についていくものです。

国語力が一朝一夕で身につくものではない以上、早期から取り組むメリットは非常に大きいです。

第二に中学校に進学すればもう国語を学校の授業以外で習うことも、自分で勉強することも大幅に減ってしまうという実情もあります。

事実、学習塾でも英語と数学を教える塾は多数ありますが、点数になかなか結びつくのに時間がかかる国語は殆どありません(佐藤塾では特別講座で解説しています)

また以前のブログでも書きましたが、国語を教えられる人材も希少ですので、それも国語力が育ちにくい環境に影響しています。

なぜ塾業界に国語を教えられる人材がいないのか?

実際のところ、中学生たちのテスト前の勉強の様子を見ていると、英語、数学、理科、社会はとてもよく勉強していますが、国語はあまり熱心に取り組んでいない子が多いような気がします。

国語は母国語である以上、なんとなくでもある程度点数が取れることもあるため、優先度を下げがちなのです。

これも国語力が育たない理由にもなっています。

このように中学生になると国語の勉強時間が激減してしまうため(本を読める時間も減ってしまう)小学生のうちに勉強しておかなくてはならないのです。

また大学に進学することを意識した際に、国語は共通テストで非常に大きな割合を占めています。

高校3年生になって慌てて勉強しても殆どの場合手遅れです。その時にはもう読書に費やす時間は残されていません。

もし短期間の読書で国語力を身につけるのであれば、きっと見城徹のような読書が必要なのでしょう。

ぺん藤先生
ぺん藤先生

作詞家の秋元康さんの書かれたこの帯も赤字で書かれていることも相まって衝撃的です。

文字を追って『読了』と悦に入っている輩である私のような人間には真似できない読書法です。

ちなみにこの「読書という荒野」より「たった一人の熱狂」の方が私は読んで感銘を受けました。

万人に勧められる本ではありませんでしたが、現状の何かを変えたいという方はぜひ手に取ってみてください。

閑話休題

理由③:国語以外の科目は単元別

これは極論かも知れませんが、教える側の都合で言うと国語以外の科目はある程度遅れても取り戻しが効く科目です。

先ほどの手遅れになるという理由と若干重複するかも知れませんが、算数(数学)、英語はある程度遅れても、短期間で集中的に学習をすれば特定の単元に関してはできるようになります。

これは理科・社会はさらに顕著です。

しかし、国語は読解・要約ができる力が常に求められ、この力はどこを学んだからと言ってそうそう身につくものではありません。

夏期講習など季節講習で「国語特別講座」にて体系的かつ論理的に文章の構造理解と再構成の手順について詳しく説明していますが、1日の授業で全てを体得するのは不可能です。

附属上位の子や、公立中学学年1位の子であっても理解は30%前後であると言う印象です。
(30%でも十分です)

もちろん丁寧に噛み砕いて理解できるよう努めるのですが、そもそも説明を理解する国語力があるのとないのでは100の説明を聞いても、理解の度合いが異なります。

一方、理科などは電流の範囲であれば1日4、5時間も集中的に学べば高校入試の理科の大問を全問正解するくらいの成長します。(電流は毎年出題される範囲です)

国語以外の科目は、指導する中でその子自身の課題が明確でどう対処すれば成績が上がるのかわかることが多いです。一方国語は仮に課題が明確であっても、直接的な解決策がなく、あくまで総合力を鍛えることで解決することになりがちな分、苦手克服が困難です。

病気で例えるなら、国語の場合病気の原因になっているところが根深いのです。あるいは全身に及んでいて手術などで改善することが難しいのです。

一方国語以外の科目は、病気の原因になっている部位を摘出したりなど手術による改善が見込めます。そのため、学び始めて3ヶ月くらいすると少しずつ成果が現れ本人もやる気につながる正の相乗効果も生まれやすいのです。

国語の場合、古文漢文なら短期間でも成果が望めますが、現代文となると年単位の努力で成果が出るか出ないかです。また教える人間の力量に成果が大きく左右します。

国語のプロフェッショナルによる授業を受けよう!

佐藤塾では文系科目は原先生と蓮沼先生が担当しています。

お二人とも国語のプロフェッショナルですが、現在小学生向けの国語講座は原先生が担当しています。

「国語なんてなんとかなる」と甘くみていると後で痛い目に遭うのが国語という科目です。

浪人生に古典の説明をする原先生

研究機関の報告で子どもの学力は「身近な大人の学力に引っ張られる」と言うものがあります。

それは日常的に接している大人の使う言葉、価値観に子どもの成長が大きく影響されるからです。

孟母三遷の教えという言葉がありますが、日常的に日本語が達者な先生と接することの学習効果は非常に高いです。

つい見落としがちな国語の学習ですが、英会話以上に重要な科目ですので、小学生の皆さんは国語の学習を始めることをお勧めします。

ぺん藤先生
ぺん藤先生

塾に通えない場合は家庭学習をお勧めします。

文章を読んで問題に答える形式のものであれば市販のテキストでも十分有効です。

大切なのはより多くの活字に触れ合う多読とじっくり文章を読み解く精読の双方を使い分けることです。

次回は小学生が絶対にやるべき習い事ベスト3について解説します。

ここではなぜ佐藤塾の算数が小5からなのかについても説明していますので、よろしければご覧ください。

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