第4回新潟県統一模試 社会解説~世界地理・日本地理・日本史・近代史~

新潟県高校入試

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夏期講習の頑張りの集大成!「第4回新潟県統一模試」

8月27日(土)第4回新潟県統一模試を佐藤塾で実施しました。

夏期講習明け最初の模試ということで、みな気合十分でした。

以前、統一模試の国語について解説した記事が好評でしたので、今回は社会について解説していきたいと思います。

模試はやりっぱなしでは意味がありません。

翌日、できれば当日にでも5科目すべてを復習し、同じ問題が出題されたら満点が取れるようにしておかなければなりません。

佐藤塾では統一模試の翌日に5科目すべて解説する講座をやっております。

塾外生の方も参加できますので、興味のある方はお問い合わせください。

大問1「世界地理」の解説

問題(1)

(1)については地球が球体であることを思い出してくれればわかるはずです。

問題の地図はメルカトル図法ですので、球体である地球を長方形に無理やり直しているものになります。

そのため、赤道から離れれば離れるほど実際の大きさより大きく書かれています。

超巨大に見えるグリーンランドなどはその最たるものですね。実際より何倍にも引き延ばされていますし、赤道に近いインドネシアなどは日本よりずっと国土が広いです。

問題は「実際の距離が最も大きいものを選べ」なので、必然的に赤道上に位置する「ウ」が正解になります。

問題(2)

(2)アルゼンチンを流れるラプラタ川流域に広がる大草原の名称をカタカナで書きなさいという知識を問う問題でした。

答えは「パンパ」ですが、東部の「湿潤パンパ」と西部の「乾燥パンパ」に分かれていることも覚えておきましょう。

関東平野の60倍にも及ぶ広大な平地で、土壌が肥沃なため農業が盛んに行われています。

アルゼンチンはサッカーが強いことで有名ですが、世界有数の牧畜国家でもあります。

アルゼンチンはスペインによる植民地支配を受けた歴史を持っています。正確には南アメリカ大陸の国はポルトガル領のブラジル以外はほぼスペイン領です。

世界で使われている言語、第一位は中国語、第二位は英語、第三位が「スペイン語」なのも広大な南アメリカ大陸で植民地支配を広げていたため、現代でもスペイン語を話している人が多いことが理由です。

話を戻しますが、農業大国であるアルゼンチンですが過去10回デフォルトに陥っています。デフォルトとは、国が借りたお金を返せなくなることを指します。

原因は様々なものがありますが、南アメリカ大陸の国々は未だ経済状況が不安定で、植民地支配の影響を未だに残しています。

オラ!(スペイン語でこんにちは)

オラオラオラオラオラオラオラオラァァァ!!!!

(こんにちはこんにちはこんにちはこんにちはこんにちはこんにちはこんにちはこんにちはこんにちはぁぁぁ!!!)

問題(3)

(3)は気候区分の問題ですね。

基本的なことですが、気候区分の問題は国の名前ではなく、都市名が一般的です。なぜなら国の中にも複数気候が存在します。日本の場合は、大部分が温暖湿潤気候に該当しますが、東北地方や北海道などは亜寒帯になります。

今回は、ロンドン(イギリス)、リヤド(サウジアラビア)、シドニー(オーストラリア)、マナオス(ブラジル)ですね。

選択肢の「ア」は明らかに降水量が少ないですね。

選択肢の都市の中で砂漠気候に属するリヤド(サウジアラビア)が「ア」になります。

「イ」は夏が涼しく、冬が暖かいことがわかります。

オーストラリアは日本と赤道を挟んで反対側にあり、夏冬が日本と逆であることは皆さん知っていると思います。

そのため、オーストラリアのサンタクロースはサーフィンに乗ってプレゼントを届けてくれるようです。

よって、「イ」はシドニー(オーストラリア)になります。

オーストラリアの首都は「キャンベラ」ですが、このオペラハウスが有名過ぎてシドニーの方がよく出題されます。

「ウ」は1年間を通して気温の変化がほとんどないことが確認できます。またかなり暖かい地域であることから、赤道近くであることが予想できます。

降雨量は多いですが、夏は雨が減っていることも特徴的です。

これはマナオス(ブラジル)が正解です。

Am気候、熱帯モンスーン気候に該当します。

熱帯モンスーン気候は熱帯雨林気候+季節風の気候だと覚えてください。

ブラジルは熱帯雨林気候も存在しますが、アマゾン川近くのマナオスは夏は貿易風が平地を素通りしてしまい6~10月は雨が少なくなってしまいます。

雨は海からの湿気を含んだ風が陸地に留まることで降ります。

新潟の大雪は、湿気を含んだ海からの風が、山にぶつかって冷やされることで降ります。

そのため、山の近くほど大雪になります。

もし、山がなかったら、風が新潟を素通りして新潟は雪国じゃなかったということです。

昔、新潟の三国峠の山々をダイナマイトで吹っ飛ばし、新潟を雪から救おうとした総理大臣がいました。吹っ飛ばした山の土砂を海に入れて、佐渡島と新潟を陸続きにしようともしていたらしいです。発想のスケールが違いますね笑

現在、新潟が東京で新幹線で行き来できるのはこの方のおかげですね。

最後に「エ」ですが、これがロンドン(イギリス)になります。

ロンドンは日本の北海道より緯度が高いですが、温暖な海流によって北海道ほど寒くありません。

また北半球側にある温暖気候であるため、四季が明瞭です。

気候区分は西岸海洋性気候になります。

問題(4)

この問題は資源国の課題に関する問題ですね。

問題の国はアラブ首長国連邦なので、この時点で資源と言えば「原油」がピンと来てほしいですね。

「アラブ」だけに「アブラ(油)」なーんちゃって

「石油」と「原油」の違いは、「石油」が総称で「原油」が地下から採取されたものそのままのものを指します。

正答例では「原油」とありますが、「石油」も間違いではないと思います。

この「長靴」みたいな中東エリアは総じて「原油」が算出されます。

そのエリアは、かつてテチス海で、そこで死んだプランクトンが折り重なり堆積し、それが地下の熱で熱せられ、石油に変化しました。

またその変化した石油の層が地殻変動により採掘可能になったため、中東は世界最大の原油産出国となっております。

私の大学時代の先輩が長靴の先、「オマーン」に地質調査で行った際のことを良く話してくれました。

資源が豊かなので、人々は働かなくても豊かな生活をしており、日本のレクサスが乗用車としてそこら中に置かれていたそうです。

問題の回答では、「採掘埋蔵量に限りがあり」とありますが、これは実際にはそうとも言い切れないところがあります。

石油はあと何年分のみ!と昔から繰り返し言われていますが、いま石油が無くなったという話はありません。これがなぜそうなのかは経済の知識があるとよくわかります。今回はその説明はしませんが、気になる方は自分で調べたり、塾生は私に直接聞いてみてください。

いずれにしろ、少ない輸出品目に国の収入を委ねている状況は、安定的とは言いにくいので、石油産出国はOPECなどの国際組織を自分たちで作りだし、安定化を図っています。

しかし、それでも不安定であるため、問題の通り資源に頼らない経済を目指しています。

問題(5)

(5)は表を見て国を考える問題ですね。

こういった問題は特徴的な国を先に特定し、消去法で解くことが基本となります。

地図のAの国が「ケニア」だとわかる人はよほどの地理マニアでしょう。

問題の地図をよ~く見ると、湖に面していることがわかります。

これはヴィクトリア湖という超不衛生で毎年人が大勢無くなっている大変な湖です。

ヴィクトリアという名前で分かった人もいるかと思いますが、イギリスの植民地支配を受けています。

私の社会科講座を受けた人は覚えていると思いますが、アングロサクソンは征服した土地に自分たちの名前を付ける習性があります。

あとイギリスは「グレート」をつけたがるのでよくわかりますね!

農産物はコーヒー、紅茶が主です。こういった嗜好品がメイン産業になっているのも、西欧諸国から植民地支配を受けていた証ですね。

農業は一次産業なので、この時点でケニアは「ウ」か「エ」に該当することがわかります。

また国内総生産GDPが「エ」は非常に高いので、ケニアではないことがわかります。

よって、Aのケニアは「ウ」であることがわかります。

次にBですが、これは中国であることが地図を見ると一瞬でわかると思います。

中国の国の形は「鶏が卵を温めている姿」に似ていると言われています。

北京オリンピックの会場となった、北京国家体育場、通称「鳥の巣」も中国が鶏の形をしているからそういう設計になったと言います。

我喜欢中国菜

(私は中華料理が好きです)

中国は10年以上前に日本を抜き、アメリカに次ぐ世界第2位のGDP大国です。その勢いは留まることを知らず、アメリカをも抜きかねない勢いです。

当然、選択肢の中で圧倒的なGDPを示している「エ」が中国となります。

世界第2位のGDP大国ですが、人口が多いため、1人当たりのGDPになると途端に順位が落ちるのも中国の特徴です。覚えておいてください。

また中国は自国で消費する農産物の生産量も多いですし、農産物の輸出も多いです。そのうえ、輸入も多いのでもはや輸出しないで自国で消費した方が良いのではないかという気もしてきます。

日本と同じく魚を消費する国ですので、近年は日本よりサンマなどを輸入し、日本国内でのサンマの値段が上がったという事例もあります。

また日本人が大好きな牛タンも中国に狙われ、高騰が続いています。(アメリカ人の大半は牛タンが苦手です)

Cはカナダですね。カナダはイギリス領です。

一般的に先進国ほど第三次産業の割合が多いです。第三次産業とは農業・林業・漁業が該当する第一次産業、製造業・建設業・鉱業が当てはまる第二次産業以外の業種を対象とする産業のことです。

佐藤塾のような専門サービス業も第三次産業に当たります。

国が発展していくと、第一次産業の割合が減り、次に第二次産業が減り、第三次産業が増える傾向があります。

先ほどの中国は世界第2位のGDP大国ですが、国全体としてはまだまだ未成熟であるため、第一次産業の割合が多いのです。

この選択肢では最も第三次産業の割合が大きい「ア」がカナダになります。

最後のD、ブラジルですが南アメリカ大陸最大の経済国家です。

BRICs(ブリックス)なんて呼ばれてまだ発展途上国ではありますが、GDPはカナダを凌ぐ水準にあります。また今後も成長が期待されている国家でもあります。

BRICsとは、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字を合わせた造語。ゴールドマン・サックス社が2003年に発行したレポートの中で用いて以来、一般にも広く使われるようになりました。このレポートの中で、2050年にはBRICsの4カ国がGDPで上位6カ国に入る可能性があるということが記載されていました。
BRICsの4カ国は、広い国土と多くの人口、豊かな天然資源をもとに今後大きく成長するであろうと注目されています。(SMBC日興証券より引用)

ブラジルは大豆やトウモロコシの生産は活発で穀物生産量も多いです。

ここで覚えておいてほしいのは、人口の多い国家は総じて穀物生産量が多いという点です。

穀物生産量が多いから人口が増えるとも言えますが、実行上位10か国くらいは覚えておいて損はありません。

夏期講習の特別講座でも説明しましたが、
中イン・アイパブ・ナバロメの言葉で覚えましょう。10回繰り返せば忘れません。

中国・インド・アメリカ・インドネシア・パキスタン・ブラジル・ナイジェリア・バングラデシュ・ロシア・メキシコです。

ちなみに日本は11位です。

以上が世界地理の解説です。

次は日本地理です。

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