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過去問演習に明け暮れた冬期講習
1月9日で冬期講習が終わりました。
参加された子どもたちは誰もが真剣に勉強していたと思います。

特に中学3年生は5科目の過去問演習を徹底的に取り組みましたので、かなり密度のある冬期講習だったのではないでしょうか?

社会科講座では私特製の授業プリント冊子をお配りしました。
面白おかしく書いてあるので、ところどころ笑い声が聞こえるシーンもあり、社会科という科目をより身近に感じてもらえたかと思います。

先生、うちの親が昨日社会のやつ(プリント冊子)見て・・・

えっ・・?うん・・・(少しふざけすぎたかな?)

めっちゃおもしろいって言ってました笑

ありがとうございますキリッ(よかったぁぁぁぁぁぁ!!!)
歴史に限らず、社会科は物事のつながりと「なぜ?」の視点を大切にして解説させていただいております。
教科書的な理解だとどうしても浅くなってしまいますので、様々な文献から裏付けをとって肉付けして補足説明を加えております。
そのおかげか、保護者様からも興味関心を持っていただき、ご感想をいただけることがあります。教育する立場である以上、逸脱はできませんが、常に子どもたちが興味を持ってくれるよう随所に工夫を施しております。
初めて私の社会科講座に参加してくれた子たちからも授業後「面白かったです」「明日は部活があって参加できないのが残念です」など講師冥利に尽きる言葉をいただけております。
勉強はやらされているうちは大きな成果を生みません。子どもたちが自主的に疑問を持ち、それを調べ学ぶことにこそ価値があります。
そのため、私の授業では特に興味を育てることを意識しています。

ほかの国語・英語・数学・理科も理解をより深められるよう工夫された授業が展開されておりました。
高校受験まで残り時間は2ヶ月を切りましたが、最後まで塾生の皆さんのお力になれるよう講師一同力を合わせていきたいと思います。
高校入試まで残り2ヶ月を切った!何をすればいいの?

タイトルにもありますが、過去問を制する者は受験を制します。
残り時間が少なくなった今、とにかく過去問を完璧に仕上げることが最大の近道となります。

でも、過去問と同じ問題なんて出ないんじゃないですか?
それなら過去問以外をやった方が良い気がしますが・・・

そうおっしゃる気持ちもわかります。
しかし、過去問と全く同じ問題は出ずとも、似た問題は多く出題されます。
可能なら12年分過去問に取り組みましょう。そうすれば似た問題が数年以内に繰り返し出題されていることがわかるはずです。
過去問は最強の問題集
受験英語の第一人者「竹岡広信」先生も過去問の重要性を説いておられます。
私もこの主張には大賛成です。
過去問にはいくつかのメリットが存在します。
それは以下のようなものです。
1つずつ説明していきます。
過去問以上に信頼できる問題集はない

例えば大学入試の可否を決める共通テストは独立行政法人、大学入試センターが作成しています。
作成する人たちは各大学から派遣される大学教員や学識経験者らで構成され、試験問題を点検する約180人の大学教員らと合わせると、毎年約600人が問題作成に関わります。
つまり日本の頭脳とも呼べる集団が総力を決して作っているわけです。
これ以上に信頼できる問題集があるでしょうか?
新潟県高校入試は教育庁 高等学校教育課が作成しています。
日本や県単位の英知が集結して作るのが入試問題です。このようなレベルの問題を民間企業で作成することはかなり難しいです。
良問が詰まっているのが過去問です。
市販されているどの問題集より信頼性が高いのが過去問です。
入試前になると本屋の参考書コーナーが混み合いますが、新しい問題集は買わずに過去問をまずは完璧に仕上げましょう。
過去問を解くとパターンがわかる
当然ですが、全く同じ問題は出題されません。
しかし、聞き方を変えて同じ意味の問題は数年のうちに何度も出てくることがあります。特に新潟県高校入試ではパターンと出題傾向が大きく変わりにくいので、繰り返し解いているうちに段々問題の傾向がわかってきます。

問題作成する人も、以前の問題を参考に出題します。
あまり変な問題を出すとまずいので作成者自身が過去問を参考に問題を作成します。
そのため、問題はある程度似た範囲から似た傾向で出題されるのです。
何年か続けて同じ作成者が担当する場合もあります。
なので、過去問を繰り返し解くと野球で言うところの「球筋が見える」状態になります。
球が見えたらあとはバットを振るだけです。
本番に強くなるには本番を重ねるしかない
実力がついたら過去問に取り組む。
というのは非常に悠長な話です。
去年の問題、1年分くらい直前に解くように取っておくという考えもあるかも知れませんが、私は去年の傾向を早めに知るメリットの方が圧倒的にあると考え、とにかく四の五の言わずに過去問を端から解いていくことを勧めています。
『走りながら考える』くらいの気持ちで、問題を解きながら学ぶ姿勢でOKです。

本番と同じ傾向の問題は1年でも多く解いた方が良いです。
実力がついたら解くではなく、実力をつけるために解くのが正解です。
受験は時間との勝負です。
とにかく今は寸暇を惜しんで過去問に取り組むべきです。
皆さんの学業成就を心よりお祈りしております。