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楽しむ者には誰も勝てない?
才ある者は、努力する者に勝てず
努力する者は、楽しむ者に勝てず
孔子
6月25日は夏期講習前の面談日でした。
保護者様の皆様はお忙しい中お越しくださりまことにありがとうございました。
面談の中で嬉しいお話をいくつか頂戴しましたので少しご紹介させていただきます。
家で思い出し笑いをする社会が得意なAくん
いつも塾から帰ってきたら「いや〜今日もおもしろかった。塾長の授業はおもしろい」って家でも笑っているんですよ。
それは一番嬉しい言葉です。
その言葉だけで2週間は頑張れます!笑
いつも社会のテストで高得点をとるAくん。(中3)
彼の知識の量は同世代の中でも群を抜いています。
なぜ彼がそんなに社会が得意なのかというと、きっと彼は誰よりも社会が好きなんだと思います。
好きで楽しむ者には誰も敵わない。孔子の言葉を私は思い出しました。
国語が得意になって文章題を楽しむBくん
今年度から原先生の国語を受けるようになって、国語だけじゃなくて他の科目も文章題が解けるようになったと喜んでいます。
Sirius(テキスト)は難しいらしいですけど、それでも今では問題を解くのが楽しいと言っています。
文章題は苦手な子が多いのに、素晴らしい成長ぶりですね!
原先生も喜ぶと思いますので、そのお言葉伝えさせていただきます!
わかるようになったからおもしろい。おもしろいからもっとやる。その素晴らしいローテーションが完成したBくん。(中2)きっとこれからどんどん力を伸ばしていくんだろうな。そう思わせてくれるお話をお伺いいたしました。
英語指導のカリスマ講師「竹岡信広」先生の流儀とは?
私の塾講師としてのあり方を一番最初に方向づけたのは竹岡広信先生のプロフェッショナルでした。
竹岡 広信(たけおか ひろのぶ、1961年 – )は、日本の予備校講師。竹岡塾主宰。駿台予備学校英語講師(主に京都校、京都南校、名古屋校、大阪校、西宮北口校、神戸校、西大寺校に出講)、元洛南高等学校非常勤講師。
- 工学エンジニアを目指して、京都大学工学部に在籍中、実家で父[1]が主宰していた塾でバイトをしていた。その塾で教え子に英語を教える際、自分が行ったような大量の単語や熟語・構文の暗記をさせたところ、志望校に全員不合格となってしまった。そのショックで京大工学部卒業後はエンジニアの道に進まず、文学部に編入し、英語講師を目指すこととなった。だが文学部在学中も指導方法に悩み、パチンコにのめりこんで、1年間大学を休学している。試行錯誤の末、現在は暗記詰め込みではなく、単語の語源を重視したイメージ記憶など、英語の学習が楽しくなるような教授法を行っている。
Wikipediaより抜粋
西日本で難関大学を志望する人は知らない人はいないほどの名物カリスマ講師である竹岡先生ですが、上記の通り当初は指導方法に悩んでいた時期がありました。
パチンコにのめり込んだ日々を送る中、ある日隣の台に座ったおじさんと競馬の話をしたそうです。
どこにでもいそうなおじさんでしたが、競馬のことであれば竹岡先生が驚愕するほど詳しかったそうです。
「おじちゃん、それだけ(競馬の)勉強できるなら京大(京都大学)入れるで」
そう言いながら談笑する竹岡先生でしたが、その時なにかに気がつきました。
努力は好きであることに敵わない。
生徒たちにも英語を楽しく、好きになってもらえれば良いのではないかと
さっそくそれを実践した竹岡先生は次々に京都大学などの難関大学合格者を輩出しました。
ある日は1つの英単語に1時間の授業を全て使うこともある、効率を重視しない授業をしました。しかし、それによって生徒たちは英語が楽しく、わかるようになりました。
指導する人間の本当の役割は何か?
凡庸な教師は
言わなければ
ならないことを喋る。
良い教師は
わかりやすいように解説する。
優れた教師は
自らやってみせる。
そして、本当に
偉大な教師というのは
生徒の心に火をつける。
ウィリアム・アーサー・ウォード
佐藤塾では入塾後定期テストの点数を大幅に伸ばす事例が数多く存在しますが、それはなぜなのでしょうか?
2023年度5月定期テスト 入塾2ヶ月で68点アップなど
(2022年度は入塾2ヶ月で最高83点アップ)
確かに佐藤塾は授業が多い塾です。成績優秀者になるためには大前提として勉強量が必要であることは言うまでもありません。
しかし、彼らの成長を我々の授業だけでまかなっているという考えはあまりにも現実的ではありませんし、我々はそれほど傲慢でもありません。
授業以上の自習がされていること、そしてそれを支えるご家族のご協力があることを我々は知っています。
しかし、一番必要なのは本人の頑張り、意識です。
机に向かうよう克己心を身につけることも大切ですが、勉学に親しむ心があればそれに勝るものはないと思います。
優秀さは自学によって作られる
これを言うと「授業で成績アップさせることを放棄してるのではないか」というご意見を持たれる方もいらっしゃるかも知れませんが、授業には授業の役割がございます。
それは先ほどの竹岡先生の授業のように「勉強の楽しさを伝える」ところにあります。
成績アップに必要な情報を全て授業で伝え切ることはできません。しかし、授業で勉強の楽しさを伝え、自分自身によって学ぶようになればその効果は計り知れません。
竹岡先生の授業は1時間で1つの英単語しか学べない授業なのかも知れません。
しかし、その1時間が10時間の積極的な自学になるのであれば英単語1000個分にも相当する授業になるのです。
ではどのようにすれば生徒たちに「勉強の楽しさ」を伝えられるのでしょうか?
その答えを竹岡先生は語られていません。
しかし、授業をされている竹岡先生の顔を見ているとその答えが書いてあるような気もします。
私もそれに倣おうと思いました。