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中学1年生の最初のテストが勝負
ご存知でしたでしょうか?
実は、、、
中学1年生の最初のテスト結果で3年間の成績がほとんど決まってしまいます。
面白い話なのですが、毎年6月にある中学1年生の最初の中間テストの結果が3年間の成績とほとんど同じになるというデータがあります。
もちろん、途中から成績が上がるケースもあります。
あくまで自然体でいた場合、現状維持、あるいはじわじわ下がってしまうことが多いのです。
学校の授業に部活、そして習い事
小学生までと違い授業時間も長くなりますし、部活動も始まります。
新しい人間関係も始まり中学1年生になりたての頃は環境の変化についていくだけでも大変でしょう。
しかし、そこで勉強時間を増やせなければテストの成績は下がる一方になってしまいます。
なぜなら中学校での学習量は小学校よりずっと多いからです。
小学生まで1日1時間勉強していた人も、さらにもう1.5時間は増やしたいところです。
私自身の反省の話になります。
小学6年生までの成績は良かったのですが、中学1年生になるタイミングで塾をやめ、その後どんどん落ちていき、わからないところが増え、学習意欲が低下し、取り返しがつかないところまで成績が低迷しました。
中学3年生の夏、いよいよまずいと悟った親が某集団指導塾に私を入れ、同時に個別指導塾にも通わされました。しかし、その成果もむなしく、私はボロボロの内申点と学力で高校受験を受けることになりました。
過去の自分にアドバイスできるなら、中学は入ってからが本番なので気を抜くなと言ってやりたいですが、ゲームに夢中だった私は聞く耳を持たなかったと思います。
附属中に入ったときの成績は120人中60~70位くらいでしたが、秋になるころには100位以下に落ち込んでいました。
450点取れればそうそう成績は落ちない
私自身の反省もあり、塾生の子たちには節目節目に休むことはあっても、勉強を止めるべきではないと繰り返し伝えてきました。
2022年度、中3で受験生の子。東北中学校で学年1位になったことのある子が最初のテストで取った点数は481点でした。
(2023年度東中学校学年1位の子も同様に480点以上を最初のテストできっちり取りました)
一度高得点を取った子たちは点数の上下は多少ありますが、おおよそその成績を現在までキープできています。
小学校から通ってくれていた子には中学1年生の重要性については繰り返し伝えてきています。
不思議なもので、一度450点以上を取ると、次も450点以上が取れます。
人口衛星が地球の軌道に乗り続けているように、一定のレベルまで上がるとそうそう落ちてこないのです。(完全な安全圏は470点以上です)
ならば早い段階で450点以上にたどり着けば、その後も安定するので、中学1年生の段階で好成績を取れるよう努力した方が良いのです。
教育投資は早い方がコスパが良い(by佐藤亮子さん)
私のブログでたびたび名前が出てくる佐藤亮子さんですが、教育投資は早い方がコスパが良いと言っています。
実際、これは私自身の経験にも重なる話です。
後になればなるほど成績は上げにくく、時間も労力も増えてしまうのです。
もっと早くからそのことに気が付いていればよかったと思いました。
虫歯や病気の治療と同じく、勉強も早期(課題・問題)発見、早期治療が効果的なのです。
遅くなれば遅くなるほど効果は期待できなくなっていきます。
未来への投資は早い方が効果的です。
これは何も小学6年生に限りません。
どの学年の人も、今何をするべきか、先々について考えてみてはいかかでしょうか?