国立大学に行きたかったら1日何時間勉強すれば良いの?

この記事は3分で読めます。

タイトルのような質問を受けたので、お答えします。

ずばり決まっていません。

そもそも勉強というのは、量ではなく、定着した知識の量で計るものです。

そのため、1日15時間勉強しても、だらだらやっていたのでは全力で取り組んだ3時間にも劣ります。

よく私は『適当な3時間より真剣にやった30分』と生徒に言っていますが、これは本当にそうです。
成績の上がらない子ほど「こんなにやっているのに、なんで成績が上がらないの?」と言いますが、その真実は「やっている気になっているだけで、身になる勉強は全くできていない」と言うものです。

スマホをいじりながらやる勉強も、テレビを見ながらやる勉強もやるだけ無駄になりますので、それなら早く寝た方が良いです。

また眠い時にやっている勉強も身に付きません。ペン藤が塾で教えている時、生徒が寝ていたらこう言います。

「昨日は何時に寝ましたか?5分だけ寝ていいよ。5分経ったら起こすからね」

眠い生徒を無理やり起こしても、集中力がない状態で勉強を続けさせることになります。これは生産的ではありません。

5分でも10分でも短い仮眠時間を取ってもらい、そのあと集中して取り組んでもらえたほうがずっと生産的です。
寝てよいと言われた子は、罪悪感からそのあとの授業に人一倍集中してくれますしね。

かつては夜遅くまで勉強している姿を見て人は「よくやっているな」と思うものでした。
しかし、現代で睡眠の重要性が確認された今、夜更かしは勉強の天敵です。
運動部で水を飲むなと言うくらい時代錯誤な認識です。
(昭和の時代には『四当五落』なんて言葉もあったくらいです)
※4時間睡眠なら合格、5時間寝ると落ちるの意

世のお母さん方は、お子さんが12時以降も勉強しているようなら子守唄をうたってあげましょう。そして朝早起きさせるのです。

話を冒頭に戻しましょう。

あくまで学習の質に触れないで、1日何時間勉強すれば良いかという質問にはお答えします。あくまで目安ですので、参考までに。

旧帝国大学上位校:1日6時間以上

旧帝国大学下位校:1日5.5~6時間

地方国立大学上位:1日4時間

地方国立大学下位:1日3時間

あくまで目安です。毎日本当に4時間勉強できれば、やる気のある子なら旧帝国大学上位校でも目指せると思います。
だから、私が推奨する1日の学習時間は4時間です。

もし仮に学習の質が悪くても、毎日4時間勉強を続けられる力があれば一定の成果は確実に出せると思います。

ですので言います。

1日4時間です。

これ以下は、大学を選べないと思ってください。
別に1日3時間しか勉強できなかったから駄目だというわけではありません。次の日からまた4時間やれれば良いのです。受験は長距離走ですから、1日にたくさん頑張る必要はありません。
時々さぼってしまっても、また走り出せることが受験には大切なのです。

例えば、学校が18時に終わる中学生なら、その足で佐藤塾に通います。
19時から授業が始まり一番最後の授業は21時40分までです。

授業時間以外は自習すればそれだけで3時間40分の勉強時間を確保できます。

家に帰ったらすぐにお風呂とご飯を済ませ、寝る前に20分だけ明日の授業の範囲を確認します。教科書を使ってサッとで良いです。

そしたら放課後で4時間の勉強時間が確保できます。

以前、中学校で英検数検ともに準1級を取った、
東大に進学した友人に聞いたところ1日6時間勉強していました。
あれ?いつ勉強していたの?と思いますよね。

彼は朝勉強していたのです。
学校が終わってすぐに塾に通い、家でも1時間だけ勉強し、どんなに遅くとも12時には布団に入ったそうです。
やはり夜更かしは良くないのですね。

この習慣は土日だからと言って学習時間を増やす必要はないです。とにかく毎日続けることに意味があります。

もちろん、受験生や目標が高い子ならもっとやる必要があります。しかし、それをいきなりやれというのは無理な話です。

まずは4時間の学習というペースを続けることを意識してやってみてください。そうしたら気が付いたら5時間でも苦ではなくなってくるはずです。

あと、くどいようですが、
学習は量ではありません。質です。
眠くて集中できなくなったらすぐにやめて寝てください。
そしてその分翌朝頑張ってください。

大丈夫。やるべきことをやれば国公立は決して高い目標ではありません。
まずは何をするべきか決め、それに向かって必要な勉強時間を確保しましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次