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東北中学校学年1位のテスト勉強方法とは?
新潟県長岡市で最大規模の中学校である東北中学校で昨年卒業した子が学年1位をとったことがありました。その子は常に上位に位置しており、中学3年間で1度も450点を割ったことはありませんでした。
何なら460点より下だったこともなかったと思います。
そんな子がどんな勉強方法をとっていたか、特に印象的だったところをご紹介いたします。
東北中学校学年1位の子は、授業を一番真剣に聞いていました。
皆さんと言いたいことはわかります。
「え?」と思われたでしょう。
しかし、これが非常に重要なのです。
一見、当たり前のことのように思えるかも知れませんが、「手いたずらをせず」「余計なことは考えず」「先生の話に集中する」「問題演習は全力で取り組む」「解説をしっかり聞いて理解する」これらのことをちゃんとやれている子はそれほど多くありません。
その子は部活動も全力で取り組んでおり、またその繋がりの習い事で他の子たちより勉強時間の確保は困難だったはずでした。
しかし、いえ、だからこそ、授業中は清水先生の数学の授業などでは真剣そのものでした。
2021年度には見附市の今町中学年1〜3位が佐藤塾に在籍していましたが、彼らも全く同様の様子でした。
(附属は学年順位が不明であるため、わかりませんが優秀な子に共通するのは人の話をよく聞くという点でした)
(2023年6月22日追記 東中学校学年1位が当塾より輩出されました。彼もまた同様に授業は非常に真剣に参加してくれておりました)
まさに獅子博兎ですね
なんとなくの3時間 < 全力の30分
勉強は「量」も重要ですが「質」も重要です。
学年1位になった子は、「わからないことは授業中に理解する」という気概が感じられました。決してわからないままにしないで50分の授業の中で覚えて帰るという「密度の濃い」勉強をしていました。
もちろん、「量」も重要です。「量」が多ければ「質」も伴ってきます。大前提となるのが勉強の「量」であることは疑う余地はありませんが、それでもすべてのことに時間を割くわけにもいきません。
そのため、「授業を真剣に聞くこと」は「限られた時間を無駄にしないために必要なこと」なのです。
勘違いしてほしくないのは、学年1位になるような子でも、授業中ではよく間違えますし、清水先生の出す問題が解けないこともよくあります。
「〇〇さんは、授業中解けなくても(間違えても)一度間違えた問題はちゃんと理解するから大丈夫。この問題はわからないかも知れないと思って出してよかった」と清水先生が以前言っていたことがありました。
学年1位と言われると別世界の住民のように感じられるかも知れませんが、そんなことはありません。
年相応に間違えますし、理解が足りていない部分もあります。しかし、その自分の出来ないところにいち早く気が付き(演習をしっかりこなし)、リカバリーするのが早く、またそれに抵抗感がない(慣れている)ところが彼ら・彼女らの優秀さの所以なのだろうと長年見ていて思う次第です。
またわからない事を聞くことに抵抗感が彼らにはありません。
「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥」という言葉がありますが、「聞くは一時の恥」では全くないと思います。
現状を好転させる最高の手段が「聞くこと」だと思います。なのでどんどん質問してください。そういう子は大歓迎です。
中学校のテストで好成績を収めるのに特殊な勉強は必要ありません。
何よりまずは目の前の授業を真剣に聞くところから始めましょう。
それは塾の授業だけでなく学校の授業もです。ぜひ今日から実践してみてください。必ず成果は出ます。