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なぜ佐藤塾は高専合格率が100%なのか?
長岡高専に限らず、2022年は旭川高専(北海道)も合格者を出すことが出来ました。
この話をするとよく「高専専門の対策をしているのでは?」と聞かれますが、高専専門の対策というものはほとんどしておりません。
もちろん、面接練習などは各自行っていますが、授業の内容は特定の高校に特化したものではなく、高校以降でも使えるよう「原理原則」や「基礎を深堀り」して応用が利く内容を繰り返し説明しているに過ぎません。
当然、全員に合格してもらえるよう1人1人に向き合って全力を尽くしていますが、開校以来高専合格率100%という結果は「挑戦」を是としている佐藤塾としていつまでも保持できるとは考えておりません。
むしろ、果敢に挑戦し、その結果から学び取ってくれることを期待しておりますので、公立高校入試が後に控えているという事実からも「ちょっと背伸びした高専受験」は推奨していく立場にあると考えております。
しかし、それにしてもハラハラする受験も多い中、合格率100%は何か理由があるのではないかと考えました。
そこで1つ思い当たったことがありますので、それをご紹介したいと思います。
これから高専受験をする方たちに少しでも有益な情報になれば幸いです。
社会の公民・理科の天体の進度
開校以来、佐藤塾の授業で気を付けていることの1つが「理社の進度」です。
理科と社会は通っている中学校によって進度が異なりますが、中には「学校の授業が終わる前」に「高専の受験」がやってくるというケースが存在するのです。
特に「社会の公民」と「理科の天体」です。
授業が入試前に終わった場合でも、演習に十分な時間が残されているかはわかりません。
一般的に高専の受験は公立高校の受験より1か月ほど早いです。
そのため、学校の進度によっては演習に十分な時間を割くことが出来ず、結果、受験に必要な準備ができないまま当日を迎えてしまうというケースがあるのです。
佐藤塾の理科・社会は12月に入る前に公民と天体の範囲を修了しており、冬期講習では演習と解説をメインに進めております。
通常の定期テスト前などでもそうですが、佐藤塾の授業は学校よりやや早めに進み、テスト前に戻って「もう一度確認」するようになっています。
1回丁寧に学んでも、どうしても忘れてしまう部分は出てきます。
そのため、何度も繰り返すことで記憶を強固にし、柔軟で骨太な学力を育てるのが佐藤塾の方針です。
高専受験は「早めの準備」が肝心!
塾に通われている方であったとしても、高専を受験する場合はしっかりとその事実を伝え、受験対策について相談されることをお勧めします。
個別指導塾などでは教室長はわかっていても、実際に教えてくれる先生はそのことを聞いていないというケースも存在します。
「学校の授業でまだやっていないから」
「塾に任せているから」
と思っていると思わぬ落とし穴があるのが受験です。
我々も常に情報収集と授業の工夫に気を配っているつもりですが、何かあってからでは遅いのが受験です。
2022年は「ある事実」を確認するために直接長岡高専にお電話させていただき、確認をしました。これもおそらく一般のご家庭や学校の先生は知らないケースが多いと思われる重要な情報でした。
理由があって、残念ながらそれが何なのかここに書くことはできませんが受験は能動的に調べた方が良いことがたくさんあります。
授業進度についてはご存じの方もいらっしゃるかとは思いましたが、意外と知られていないことが先日わかりましたのでここに綴らせていただきました。
皆さまの学業成就お祈りしております。がんばりましょう!