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この世は『レモン』だらけ?
突然ですが皆さんに質問です。
レモンの良し悪しをどうやって判断していますか?
レモンは分厚い皮に覆われているため、見た目では良し悪しがよくわからない果物です。
そう、どんなレモンか知るためには
「レモンを半分に切ってみるしかない」のです。
このように買ってみるまで中身がわからない商品が多い市場は、粗悪品が紛れ込むことが多く、このような市場のことを
レモン市場と言います
売り手と買い手の間に『情報の非対称性』がある市場はしばしばレモン(不良品・粗悪品)が紛れ込むことが多いと言われております。
情報の非対称性とは
商品やサービスの売り手と買い手の間、または企業と投資家など異なる経済主体の間で保有する情報に格差があること。
というのが辞書的な定義ですが、この情報の非対称性によって我々は知らず知らずのうちに少なからず「損」しながら生きています。
この情報の非対称性はその道の「専門家」以外はよくわからない世界ほど顕著になります。
例として用いられることが最も多い市場は
『中古車』市場です。
ちなみに市場とは「多くの売り手と多くの買い手が自由にさまざまな商品を売り買いする場のことをいいます。
私も中古車を買った経験がありますが、見た目のきれいさは私にもわかりますが、内部のパーツの劣化状況などは素人の私にはわかりようがありません。
もし売り手が悪意をもって実は中身がボロボロの車を私に売ろうとしても、見えるところがきれいだったら良い商品だと考え、きっと私はその実態に気が付くことができないでしょう。
幸い過去に中古車を買ってすぐに壊れた経験はありませんが、昔私の弟が買った車は、「ハンドルを完全に切るとエンストする」という信じられない状態の車を買ってしまったことがありました。
また中古車屋さんが勧めてくる車のローンの金利は実質金利9.8%で銀行の相場の5倍以上の高金利だったりもしますが、金利の相場観や「アドオン方式」と「実質金利」の違いなど一般の方であればわかりようのない世界です。
情報の非対称性は、些細な選択から人生を左右する選択まで様々な場所に存在します。
学習塾業界にも『レモン』がある?
学習塾業界にもこのレモンが多数存在します。
夢ならばどれほどよかったでしょう、、、
中には目を疑うような実態や手法が平然とまかり通っているところも存在します。(口にするのも憚られるようなものもあります)
中身の良く見えない「レモン」に対して、「ピーチ」は品質の良い商品の例えでよく使われます。
「ピーチ」は皮が薄く、傷んでいるかどうかすぐにわかる果物です。
洗練された市場には「ピーチ」が多いです。
ではどうやったら「レモン」から「ピーチ」になれるのでしょうか?
答えはすでにお示しさせていただいております。
このブログ自体がその答えです。
提供者側からの情報発信により、売り手と買い手の間の「情報の非対称性」「情報格差」が無くなれば自然と「レモン」は消滅します。
以前も上記の記事でもお伝えしておりましたが、指導報告の公開は佐藤塾立ち上げ当初からの理念に沿い現在までもずっと続けている試みです。
現在では授業録画をアーカイブ化し、塾生はホームページから授業を見ることができるようにもなっています。よりオープンで風通しの良い塾づくりを進めております。
「自分の子どもを預けたいと思える塾を作る」
「勉強の面白さを伝える」
「1人1人の塾生に講師全員で向き合う(講師間の情報共有・作戦会議)」
塾生が増え、規模が大きくなってもこの理念だけは変わらず持ち続けたいと思います。