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動画で説明している内容を補足・まとめたものになります。
塾の形態には「集団指導」と「個別指導」、「映像」「プリント」など様々なものがあります。
佐藤塾はメインが「集団指導」ですが、部分的に「個別指導」を採用しています。
今回は、塾選びの際、絶対に知っておいた方が良い情報をまとめましたので、現在「個別指導塾」に通っている人や「集団指導塾」に通っている人にも参考になるよう「集団指導」と「個別指導」の違いについて分かりやすく解説しておりますので最後までお付き合いいただければと思います。
集団指導が絶対お勧めな理由5選
①たいていの子は「集団指導」が向いている
②良い先生が教えてくれる
③授業のコマ数の確保ができる
④受験に強い
⑤一緒に頑張る仲間ができる
理由について順を追って説明いたします。
①たいていの子は「集団指導」が向いている
佐藤塾に来る子の大半が、最初は集団指導に対して不安をもった状態です。
しかし、実際に授業が始まってみるとそんな不安も吹き飛び、意欲的に学び始めます。
ほとんどのお子さんとご家庭が「集団指導」=「学校の授業」と考え、最初から「個別指導」を選んでしまう傾向があります。
ですが、佐藤塾には個別指導塾で成績が上がらずに転塾して来た子たちが、短期間に50点以上定期テストの点数を伸ばすことが少なくありません。
詳しくは「合格者の声」をお読みください。
学校の授業と全然違う!とお喜びいただけるケースがほとんどです。
もちろん、すべての子どもたちに当てはまるわけではありませんが、「成績を上げる」という目的に沿うのであれば「集団指導」一択だと私は確信しております。
②良い先生が教えてくれる
動画の中でも申し上げておりますが、個別指導塾にも素晴らしい先生が多くいらっしゃることは承知しております。
ただこの2点において集団指導の先生が良いと私は考えております。
①先生がアルバイト講師ではない
②ずっと同じ先生が教えてくれる
①集団指導塾の講師の大半がアルバイト講師ではありません。
なぜなら大勢を教える方がずっと難しく、それをアルバイト講師に求めることはできないからです。
学生アルバイト講師の方の中にも優秀な方は大勢いらっしゃるでしょうが、同じ先生でも指導歴2年の人と、15年の人を比べたら指導歴の長い先生の方が指導力があることは頷けると思います。
指導力というのは何も「わかりやすく教える」だけのものではありません。
「生徒をやる気にさせる力」「成果が出ず落ち込んでいる子を励ます力」「勉強の面白さを伝える力」なども指導力に含まれると思います。
②多くの個別指導塾が定期的に教えてくれる先生が変わってしまいます。
学生アルバイト講師などの場合、自身のテスト期間や就活などにより休む期間が出てきてしまったりしますので、定期的にローテーションする個別指導塾が多いです。
せっかく仲良くなったのに目の前で別の子を教えているということもあります。
更に極端な例だと、体験期間やその後数回は「教室長」が教えてくれるのですが、途中で学生アルバイト講師にバトンタッチするケースがあります。
その点、集団指導塾は体験から通塾後も基本的には一貫して同じ先生から授業を受けることができます。
③授業のコマ数の確保ができる
1科目あたりの受講料は一般的には個別指導塾の方が高くなりがちです。
ホームページやチラシには1コマ〇〇〇〇円から~と書かれていますが、学校の授業の進度についていくためには週1コマでは足りません。最低1科目2コマ必要だと思います。
また中学生を例に考えると「英語」と「数学」は外せませんので、週4コマ以上授業を取らないことには授業進度についていけないことを考えると結局個別指導の方が割高になってしまいます。
その点、集団指導塾であれば授業数が割安で確保しやすく、かつ指導力のある先生が継続的・計画的に必要な勉強を教えてくれるというメリットがあります。
また動画の中でも説明していますが、個別指導塾の大半が授業カリキュラムがマニュアル化されており、少ないコマ数でも授業の進度に平行できるように作られています。
その結果、個別指導塾の最大のメリットである「手厚さ」が損なわれ、その事実に生徒本人も保護者様も気が付けないという実情があります。
授業進度を優先し、「理解していなくても先に進む」のであればもはや何のための授業なのかわからなくなってしまいます。
④受験に強い
個別指導塾の最大のメリットは「個人に最適化」してくれることだと思います。
しかし、それは先述した通り、授業進度を優先した場合損なわれてしまう可能性があります。
その事実は一度置いておいて、「個人に最適化」した場合、「受験対策」が置き去りになってしまうケースがあります。
「その子に必要な学習」が「受験合格に必要な学習」とイコールではないのです。
オーダーメイドであればあるほど「受験合格」という目的は希薄化し、「目の前の定期テストの結果」を追いかけることになります。
その結果、受験結果が奮わず子どもたちが悲しむことになっても「定期テストの点数は上がったのだから」という塾側の言い分はあまりにビジネスに依りすぎているような気もします。
目的地を指し示し、導くことが「指導」であるのならば、「定期テスト」はあくまで手段であり、目的は「志望校合格」であることを忘れないよう指し示し続けることが必要なのです。
個別指導塾の中には偏差値の高い高校を目指している子は客層から外しているところもあります。
合格実績は塾の規模によって何とでもなってしまうので(重要なのは合格率)あくまで目安となる指標の1つに過ぎませんが、それでも合格実績を公表しているということは受験合格に意識が向いているということの証明でもあると思います。
例え内申点が足りなくても、担任の先生が三者面談で「絶対にやめておくように」と何度も言ってきても本人の意思を尊重し、受けたい高校受験をさせる塾もあれば、本来受かる実力のある子をワンランク下の高校受験するよう誘導する塾もあります。
どちらが生徒の為なのかは様々な意見があると思いますが、後者の理由が自塾の指導が受験に対応できるものでないからということであれば塾としての役割を再考するべきなように思えます。
佐藤塾では今年長岡高校に合格した子が、自己採点で400点を超えたと報告してくれましたが、本番で高得点が取れるような指導を一貫しております。
平時の授業でも、受験によく出てくる単元はより丁寧に詳しく解説し、秋以降の受験対策への足腰づくりをしております。
その結果、「学校の先生が止めたのに逆転合格した」というケースが佐藤塾には少なくありません。(実は毎年、半数弱がそうです。私はいつもドキドキしながら結果を待つことになります)
合格率を支えている要因の1つは「統一模試の翌日解説講座」だと思いますが、それを実行するにはそもそも模試の問題を容易に解説できる講師がそろっている必要があり、アルバイト講師が大部分を構成する個別指導塾にはハードルが高いはずです。(特に首都圏以外ではない地方では)
⑤一緒に頑張る仲間ができる
これが集団指導の最大のメリットだと私は考えております。
成績が良い子と一緒に勉強していると自然と引っ張られて伸びることが往々にあります。
定期テスト320点くらいの子が450点越えを半年~1年くらいかけて達成するケースもあり、これは授業の効果があったこともあるでしょうが、周囲の空気に感化され、「当たり前レベル」が上がったことが一番だと考えています。
他の子がどうやって考えているか、どう勉強しているかを間近で知ることができることも集団指導のメリットだと思います。
「鷲になりたければ、鷲と飛べ」という言葉を聞いたことがありますが、まさに成績を上げるためには成績の良い集団に属することが一番の近道なのです。
目の前で頑張っている子がいれば自然と自分もそうあらねばと思うようになるでしょう。
しかし、これは授業をしている先生が上手にリードして初めて得られる効果です。
この塩梅が講師の実力の見せ所で、「天狗にさせず」「卑下さず」を常に意識し、前向きな姿勢を肯定し続けることが求められます。
「〇〇も頑張っているから、自分も頑張る」
そう自然と思ってもらえるように、健全なライバル心が子どもたちの中に芽生えることを意識して日々授業にあたっています。
中にはコミュニケーションが苦手な子もいますが、そういう子も気が付けば笑顔の輪の中にいます。
1人ではたどり着けない目標も、仲間と一緒ならたどり着ける。
そんな体験が集団指導では出来ます。