良い個別指導塾の選び方

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目次

佐藤が勧める個別指導塾の選び方

個別指導塾の選び方をご紹介している動画になります

今回は良い個別指導塾の特徴についてご紹介させていただいております。

皆さんは飲食店に入った時、どんなポイントに目がいきますか?

「料理の味」「提供のスピード」「店内の清潔さ」「接客」「料金」

気になるポイントはたくさんあると思いますが、ある料理評論家は「お手洗いが適正に清掃されているか」で店を判断すると言います。

また回らないお寿司屋さんの味を知るには「こはだ」が一番というお話も聞いたことがあります。

以前、祖母を車に乗せていた際。

信号待ちしていると道路沿いの畑を見た祖母が「ここんちはナスを上手に作るなあ」とぼやいているのを耳にしました。

私にとっては風景である人の家の畑も、農家である祖母には気になる対象のようでした。

正直、ナスの良し悪しは私にはわからないので、「そういうものか」くらいに聞いていたのですが、これは私自身にも共通しているところがあります。

私も教育関係の話になると急に「料理評論家」のようになってしまうことがあります。

特に塾の話になると気になるポイントが多すぎて、ミシュランの調査員並みになってしまいます。

良い塾の条件とは? (関連記事)

こだわりを挙げるとキリがありませんが、今回はこれだけは譲れないというポイントを1つだけ紹介させていただきました。

演習中。問題を解いているところを見てくれている個別指導塾

動画の中でもお話していますが、世の中には色々な個別指導塾が存在します。

例えば4対1でも個別指導塾と言っている塾もありますし、自習監督のような形態をとりつつ個別指導と言っているところもあります。

また一見、マンツーマンのように見えても、実は演習中は先生はおらず、80分授業と謳っているのに、実質40分しか指導時間がないというケースも存在します。

一言で個別指導塾と言ってもその種類があまりにも多すぎるので、選ぶ際には正しい知識がないと期待するような効果が得られないなんてことも起こりえます。

佐藤塾は集団指導が良いという思想のもと、メインは集団ですが、ちゃんとした個別指導塾であれば集団指導にも勝る部分はいくつかあると思います。

動画の中で詳しく説明していますが、演習中、先生が見てくれているか。というポイントは絶対に譲れない個別指導塾の最大のメリットだと思います。

逆にここが損なわれてしまったら、集団指導に勝る部分が何もなくなってしまうのではないかとさえ思えます。

指導で重要なのは「生徒が問題を解いている瞬間」なのです。

その値千金の情報を得ずしてできる指導には限りがあります。

佐藤塾も元々は個別指導塾だった?

佐藤塾立ち上げの時の話を少しだけさせていただきます。

実は「佐藤塾」という名前は人からつけてもらったもので、私が当初考えた案は全て周囲の方々に却下されました。

「共育創造舎」「祥下村塾」などなど

今考えると「佐藤塾」でよかったと思いますが、当時はかなり抵抗したものです。

また指導形態も「個別指導塾」を考えておりました。

なぜなら、世間的には集団指導塾は「クラスの上位の子が通う塾」個別指導塾は「世の中のほとんどの子が通う塾」という認識が強く、新潟県内のシェア率を見ても圧倒的に個別指導塾が優位でした。

自分1人でやっていくだけなら、個別指導塾の方がメリットがずっと多かったのです。

立ち上げの準備を進めている中、以前お世話になった塾の保護者様にこんなことを言われました。

「佐藤先生のやりたい教育をやった方が良いと思いますよ」

その言葉で目が覚めた気がしました。

自分がやりたい教育・・・?

その言葉を聞いた瞬間、気が付けばペンを持って「やりたい教育」を書き出していました。

どんな塾が良いか、どんな塾は嫌か。

書けば書くほど言葉はあふれてきて、今まで自分が準備してきた「個別指導塾 佐藤塾」がいかに自分に嘘をついていたものかわかりました。

一番最初に書いたのは「自分の子どもを預けたいと思える塾」

そこをスタートとして次々と箇条書きに「やりたい教育」を書いていきました。

まず「人格的・能力的に優れた講師のみを採用する」

これは自分の子どもを預ける以上、絶対に譲れないポイントでした。

私が新卒で務めた会社の上司の言葉を思い出します。

「我々はお客様の命の次に大事なお金をお預かりしている。ゆえに我々はお客様の信頼に足る職員でなくてはならない」

ならば、お子さんをお預かりしている自分たちはどうあるべきだろう・・・?

「我々はお客様の命より大切な存在をお預かりしている。ゆえに我々はお客様の信頼に足る講師でなくてはならない」

この時点で「個別指導塾」は選択肢から外れました。

「やりたい教育」だけでなく「やりたくない教育」もたくさんありました。

やりたくない教育の中には、塾業界では常識と捉えられていることもいくつもありました。

例えば

・入塾時にテキスト代など初期コストをお客様にご負担いただく
(初期コストが高いと塾を途中でやめづらくなる 埋没費用:サンクコスト)

・成績保証制度
(実際は細かい条件が設定されており、形骸化されている部分がある)

・季節講習中は通常授業を無くす
(季節講習の参加を半強制化させる)

・学生アルバイト講師を雇い、個別指導で生徒を増やす

・机はできるだけ小さいものを使う
(狭いスペースに大勢の生徒さんに来てもらう)

・受験対策より定期テスト対策をメインで行う
(保護者様の関心事はほぼ定期テスト)

・大学受験指導は行わない
(高校生以上は映像授業に任せる)

・違約金や1年契約などを設け、退塾時の制限を厳格にする
(塾に不満があっても退塾・転塾しにくくする)

・自習室は置かない、質問対応はしない

これらは「やりたくない教育」として定め、絶対やらないことを決めました。

この中には、これをしないことで経営視点では自分たちの首を絞める内容も多く含まれています。

でも、周りがやっているからと言って、自分たちもするのは違うと決心しました。

「自分の子どもを預けたいと思える塾」はこういうことをしないと考えたからです。

ただ、あの時お世話になった保護者様に言ってもらえなかったら今はきっと全く違った塾運営をしていたと思います。

当然、志を同じくした清水先生も原先生もおらず、また自分の中にもモヤモヤするものを抱えたままだったと思います。

個別指導塾自体が悪いというわけではありませんが、構造上どうしても私のやりたい教育とは相容れないと確信するに至りました。

今では多くの生徒さんと保護者様にご理解いただき、通っていただけておりますが、これはとても幸運なことで決して当たり前のことではないと日々痛感しております。

授業をしているところを覗くと、子どもたちが笑いながら楽しく学んでいる姿を目にします。

その姿を見て、心から「これで良かったんだ」と思います。

また佐藤塾の理念に共感してくださる保護者様方にも感謝の念が堪えません。

そんなご理解・ご期待にお応えするためにも日々自己研鑽を怠らず、「お客様の命より大切な存在をお預かりしている」ということに自覚的であるべきと思いました。

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