2023年6月指導報告(新潟校)

この記事は佐藤塾に通う塾生・保護者様向けの内容になります。
日々の学習状況をご確認いただき、ご家庭でのお子さんとの会話にご活用ください。

目次

中学3年生

※諸事情につき、6月は日にちが変則的です。

6月8日(木)

文学的文章

指示語の使い方を解説しました。
読解の際は、必ず指示語が何を指しているのかマーキングしながら読み進めることを指示しました。
読解のスピードを最も上げる方法は「同じところを繰り返し読まない」です。

問題文を読むたびに本文を読み返していては時間がいくらあっても足りませんので、必ずマーキングしながら読む方法を取るよう伝えました。具体抽象のマーキングも同様で、この手法を用いると著者の主張を最後に要約する場合にも非常に役立ちます。某大学の現代文の読解にも同様の手法が推奨されております。

テキスト Sirius21

6月16日(金)

文学的文章

選択問題の消去法について解説しました。
作問者の思考を正しく理解することで正誤問題は特にその作りが見えてきます。

正解を探すのではなく、間違いを探すこと。

またそのやり方について詳しく解説しました。
高校入試レベルの問題では明らかな答えが用意されていることが多いですが、共通テストや大学二次になると「〇」「×」ではなく時として「△」「×」の違いを見分けることが求められることもあります。
授業中では「〇△」「〇×」などの分解して見極める手法も解説しました。

テキスト Sirius21

6月23日(金)

文学的文章

心情・性格の読み取りについて解説しました。
これらは直接的に表す言葉が用いられることはほぼなく、表情や動作によって多くの場合表現されます。

また物語などの場合は、お約束のようなパターンもあり、物語が物語である所以から展開を推測する努力も忘れてはいけません。

AさんはBさんのことが大嫌いだ。
どれくらい嫌いかというと、口をきくのも嫌なほどで中学校に進んで同じクラスになってもまだ1度も話をしていない。

という文章があったとして、これがどのように展開されていくのか少し察しの良い人ならわかりそうなものですが、「なぜわざわざそんなことが書かれているのか?」というメタ認知能力も国語力の一部だと説明しました。

テキスト Sirius21

6月29日(木)

文学的文章

文章を読む際に非常に重要な「類比」について詳しく解説しました。

「たけのこの里」より「きのこの山」の方がおいしい

などの著者の主張があったとしてそれをどう説明するのかは多くの場合「類比」が多用されます。

文章が書かれた理由、目的などまたメタ的なワイドな視点を持ち読み解くことが詰まるところ「作者の考え」を知る近道であることを説明しました。

回数を重ねていくうちにどんどん読むスピードも速くなり力をつけてきているのがわかります。その調子です。

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