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実は、成績がいまいちな子の大半は、
勉強の仕方が間違っています。
ほとんどの場合、別にその子自身に問題があるわけではありません。
やり方を知らないだけなのです。
その中でも多いダメな勉強法の例がこれです。
・分厚い問題集をそのまま使う
・ノートの隅々まで使って紙を大事にする
正しいノートの使い方
たまにノートをもったいないという理由で細かく小さな字を書いて使っている子がいますが、それは節約ではなくケチです。
節約とケチの違いは以下の通りです。
必要なものにだけお金を使い、無駄なものにお金を使わないのが節約
必要なものにまでお金を使わないのがケチ
ノートは広く使うべきなのです。
究極、算数の問題1問の為に1ページ使っても良いのです。
算数・数学のノートの使い方については以前のブログでも紹介しましたが、1+1の単純計算のために1ページ使っても良いのです。
これは別に私だけが提唱しいているやり方ではなく、かの佐藤亮子さんも実践していた勉強法なのです。
(佐藤亮子さん:3人の息子と1人の娘すべてを東京大学理科3類に合格させたすごいお母さん。娘をハーバード大学に入れた廣津留真理さん(ひろつる まり)と並んで伝説の教育ママ。共通しているのは2人とも元教員。教育論もさることながら、子育てに対する熱量が圧倒的。2人が書いた著書はすべて佐藤塾に置いてありますので、興味があればお貸しします。)
自分で稼ぐことのできない子どもにとっては1冊100円のノートだって親の了解を得なければ買えません。
それで遠慮が働いてノートを思う存分使えないのであれば、問題です。
だから佐藤塾ではそういう子のために無料でノートを渡しています。
使い終わったら、使い終わったものを見せると新しいノートが渡されます。
前述しましたが、1問の為に1ページ使っていても、かまいません。
むしろどんどんノートを消費して使ってくれた方が、成績が上がるのでありがたいです。
正しい参考書の使い方
似たようなケースで、問題集を大事に使う子もいますが、
分厚い問題集は単元ごとに破いて、ホッチキスで止めて使いましょう。
青チャート(高校数学の問題集)や大学別の過去問をまとめた赤本、センターの過去問21年分とかの問題集はあまりに厚くて持ち運びに適しません。
また取り組む際、厚さが視覚的にやる気をそぎます。
単元別や年度別に分解するメリットはたくさんありますが、むしろそのまま使うことのデメリットの方が大きいので、分解しないという選択肢はありません。
本を破くことに背徳感を感じているうちは、まだ目的と手段をはき違えています。
受験生の最大の目標は志望校合格です。
参考書がどれだけぼろぼろになっても、
合格すれば参考書は役目を全うしたと言えるでしょう。
逆にきれいな参考書だけが残って不合格では全くの無駄です。
万が一あまりにぼろぼろになって読み取れなくなったら、新しいものを買いなおせばよいのです。
「簡単に言ってくれるな、お金がかかるんだぞ!」と思われるかもしれませんが、そここそお金のかけるべきところです。
一冊の参考書で人生が変わるかもしれないなら、考える余地はありません。
もし浪人して予備校に年間200万円も払ったり、国立大学を落ちて、4年間で学費が600万円もかかる私立大学に通わせるくらいなら、参考書の1冊や2冊すぐに買ってあげるべきなのです。
(国立大学の学費は4年間で240万円弱です)
さらに言えば、その子が必死に勉強しているなら、
塾で参考書を購入します。
頑張っている子どもの姿を見て応援しない先生は、佐藤塾に1人もいません。
頑張っている子を応援したい、という熱い思いを持った講師が集まっているのが佐藤塾です。
欲しい参考書があればぜひ声をかけてください。
無制限というわけにはいきませんが、可能な限りお力添えいたします。
今回は勉強方法に関するお話でした。
佐藤塾にきて最初に教えるのは勉強の仕方です。
正しい勉強方法でしっかり力を付けて行きましょう。
最も現実的な人は、未来に投資する。
A true realist is one who invests in future.
ハーバード大学図書館の落書きより
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 以前のブログにも書きましたが、分厚い参考書はばらばらにして使うことをお勧めします。 […]